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流れ星と少女  作者: ローズ メリー
1/1

 これは今からずっとずーっと昔の銀河のお話。

 そこにはタンタンと星から星へ流れて生活する一族がいました。

 そんな一族の中にミーシャという元気な娘がおりました。ミーシャは小さな丘にある家で大好きなパパとママと一緒に毎日が幸せでした。

 しかしだんだんと作物が育たなくなり、ミーシャたちもだんだん生活が苦しくなってきました。初めは緑だった星もだんだんと赤黒くなり。青かった空も灰色になり、薄汚れた煤だらけの雲が星を覆いつくしてしまいました。

 そうですとうとう星の寿命が近づいて来たのです。

 そんなある日、ミーシャは薄暗いどこまでも続く雲を見ながら家の庭で今日のご飯のスープを飲んでいました。

「今日もスープだけ、、、いいえ、食べれるだけマシだから我慢しなくっちゃ、それにベーコンも入っているわ」そう自分に言い聞かせミーシャはスープを飲み干すとたった二つのかけらのベーコンを口に入れママのお手伝いに戻りました。そんな日がずーっと続きました。ミーシャも少しでもみんなの役に立てるように頑張りました。


 しかしいつまでたっても生活は苦しくなるばかり、、、とうとう、一族の長が言いました。

「この土ではこれ以上作物は育たん。この星はもうダメじゃ。星を変えるしかないぞ」

 もちろん一族みんなが賛成でした。

 こうしてミーシャたちが新しい星に引っ越すことになりました。


 長や大人たちは集まって新しく住む星を、、、、水があって、緑があって、光があって、空気があって、陸がある星を必死に探しました。

 そしてとうとう見つけました。真っ白な雲がちぎられた青くてとても綺麗な星です。


 みんなで引越しの計画を立てて、準備も完璧です。

 

 あっという間に引越しの日がやってきました。

 ミーシャの初めての引っ越しです。

 ミーシャは荷物をまとめるにも何をするにも大はしゃぎ

 一家に一台のロケットにありったけの荷物を詰め込んで

 さぁ、出発です。



 



 

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