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薬術の魔女の結婚事情  作者: 月乃宮 夜見
変わった世界

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331/600

考察。


「……なんか、物減った?」


 次女に負ぶわれたまま、長女は訊く。


「それと、魔術占術色々の守りが薄くなってる」


切長の目をつい、と軽く動かし周囲を見て長女は指摘した。


「何かあった?」


「確かに、前よりは薄くなっているけど。それって経年劣化じゃないのか?」


次女越しに長女に視線を向け、長男は問う。


「ちょっと待って。その話、お姉ちゃん下ろしてからでいい?」


「あ、悪い」


割り込んだ次女に、長男は謝る。


「お姉ちゃんも。そろそろ自分で歩いてよ」

「や」


即答で、長女は頭をゆるゆると横に振った。「仕方ないなぁ」と、小さく溜息を吐いて次女は長女を椅子に座らせる。「あっちのソファが良かった」「自分で動いてよねー」


「だって、あのぱぱが術を劣化させたまんまにする?」


 ソファにだらしなく寄りかかった状態で、長女は問い掛け首を傾ける。濃藍色の髪がさらりと揺れた。


「……確かに、そうかもしれない」


神妙な顔で次男は頷く。


「それに、あの人の魔力の性質を考えると、()()()()()()()()


「で、おかーさんどこ?」


 兄姉達の会話が丁度途切れた所で、きょろきょろと周囲を見回していた次女が問うた。


「どこだっけ」


と、三男は兄2人を見る。


「さっきまでそこに居た、筈だけど」


変な事に巻き込まれていないかと、次男は警戒した。


「母さんの部屋じゃない?」


そう、お茶を飲みつつ長男は答える。


 と、


「ないーっ!」


 と、叫ぶ魔女の声が聞こえた。


×家族間での呼称の設定


長男

妹弟:名前

シンプル。


長女

兄:おにいちゃん

妹弟:名前+ちゃん

ちゃん呼びの理由は「おねーちゃんのよゆう」だそうです。


次女

兄姉:お兄ちゃん、お姉ちゃん

弟:愛称+くん

愛称は名前の頭を伸ばす感じ。曰く「おねーちゃんだから」。

甘えている時は兄姉をおにぃ、おねぇ呼びをする。

悪巧み時は「おにーちゃん♡」


次男

兄:兄さん

長女:姉さん

次女:お姉ちゃん

三男:呼び捨て

次女の呼び方は当人が「あたしはおねーちゃんだから!」と言っていたから。


三男

長男:兄さん

長女:姉さん

次女:姉貴(姉ちゃん)

次男:兄貴(兄ちゃん)

兄ちゃん姉ちゃん呼びがちょっと恥ずかしかったらしい。次女を「姉貴」と呼んだら長女に「じゃあ私は姉御」と呼ぶよう言われたが辞退した。なんか違うんだよ。


魔女が「ママだよ! ママって呼んでー」と言っていたが息子陣営は頑なに拒否。母さん、父さん呼びをされて今に至る。

長女、「発音が一番楽だから」とまま、ぱぱ呼び。

次女、普段はおかーさん、おとーさん呼び。たまにママ、パパと呼ぶ。


次男の嫁(魔獣殲滅部隊副隊長)にママ呼びを提案。恥ずかしがりながら呼んでくれた。嬉しかったらしい。

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