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2019/11/21 モフモフ未満のクロちゃん

先般、はげちょろけ状態の入浴シーンを公開したクロちゃん。

しみじみ、ほとんどハゲワシだった。

水濡れクリーチャー化にしても、ハゲ過ぎであったことは否めない。



風呂場での飼育環境は、当たり前だが、多湿である。

また、床面には水気が多いため、歩き回る際に尻尾の先が濡れてしまい、脆くなって欠損してしまいがちだ。

歴代保護鳥達も、一様に尻尾は貧相であった。

だが、まあ、これだけ湿度があれば、鳥インフルエンザのウイルスも寄り付くまい。



関係ないが、らおぴんは「ウイルス」を「ビールス」と呼んでいた昭和な時代の出身である。

「ウィルス」と書かず、うっかり「ウイルス」と書いてしまったあたりで、既に終わっている。

……「デズニー・ランド」とか言っちゃいますよ、すんません……。



尻尾については、言い訳可能だ。

だが。

ハゲワシ化した頭は、湿気のせいにばかりはしていられない。

正直に言うが、これまでの人生において、こんなにもハゲたカラスを目撃した経験は無い。

標準比、親しいカラスがやや多かったと自負するらおぴんが、ここまでスカスカにハゲたカラスを見た事がないのであるから、たぶん、これは異常だ。


考え得る原因は、「ストレス」。








思い当たると同時に、おっさんに、水遊び禁止令を発令した。

シャワーで水をかけたり、お風呂の湯に浮かべたりしていそうであったからだ。

というか、明らかに構い過ぎだった。

愛玩目的に品種改造された種族とはちがい、本来は野生で暮らすべく強い警戒心を持って生まれた天然カラス。

警戒心とは、すなわち「恐れる心」。

彼らにとっての他生物は、ほぼ「外敵」か「食い物」の二種なのだ。


例外として「仲間」と「無害な存在」は認識されている様子だが、おっさんの場合、もはや「見慣れた外敵」としてのインプリント確定だ。



そして、見守ること、しばし。





挿絵(By みてみん)



やや、モフモフに近づいてきた。




挿絵(By みてみん)



くっきりと境界線があるため、なんだか、被り物っぽい。

新しく羽毛が生える際には、ストロー状の鞘に1本ずつ覆われているため、ねーさん曰く、

「なでると、チックチックするよ(←和歌山弁イントネーションでお読み下さい)」


ねーさんのカラス愛は、急速に成長し、いまでは自称「母さん」だ。





おっさんの接触自粛の効果かどうかは定かではない。

だが、クロちゃんの長すぎる換羽は、あきらかに、ここに来て急速な進展を遂げた。




ちなみに、尾羽根が欠落してフォルムはヤンバルクイナ化していたのだが、首周りの育毛促進と同時に、新しい尾羽根も生えてきつつある。




挿絵(By みてみん)


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    これ





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