2019/9/4 ぴーちゃんのシークレット
発展性に乏しいクロちゃんはさておき、ぴーちゃんの進化は著しい。
ハシボソのほうが賢いはずだったんだけど・・・・・・
そこは、それ。
引きこもりの風呂場カラスと、会社所属のキャリアカラスの違いであろうか。
そんなぴーちゃんは、ここ数日でまたしても進化。
これまで丸呑みしかできなかったゴハンを、脚で押さえて引きちぎりながら少しずつあじわって食べる術を会得した。
後でゆっくり食べられるという慢心が欲を呼び、
ちょっと美味しいモノをもらうと、とにかく喉袋に溜め込んで、次々「ちょうだい」とすり寄ってくる。
もうアカンというところまで詰め込むと、ちらちらと人目を気にしつつ、戦利品を隠しにかかる。
で、どこかに置くと、また舞い戻ってきて「もうなくなったんですけど?」とばかりにおねだりを再開。
だが、悲しいかな、ぴーちゃんの知恵はまだまだ浅い。
さっき隠した美味しいご飯は、金網の上に置いたのだ。
新たな戦利品を口一杯に詰め込んで凱旋したぴーちゃんは、嘴の届かない二重ネットの奥底に去ってしまった秘蔵の食料に愕然とするあまりに放心。
あんぐり開けたお口から、大事なゴハンがこぼれおち、またしてもブラックホールの深淵へと・・・・・・。
かわいそうなので、拾い集めて仕切り直し。
さすがに、賢い鳥なので、先程の失敗から学んだ教訓はあったと見える。
部屋の奥に、緑のエサ入れが設置されている事にご注目いただきたい。
これは、ぴーちゃんの秘密の隠し場所。
ここだけは社長にすら秘密にしておきたいほどのトップシークレットなのである。
美味しいものを沢山もらって、口一杯になっていても、人間の視線があるウチは、なんだかしらばっくれた素振りでいるが、ギャラリーが背を向けると、いそいそと奥に飛び移り、あの緑のエサ入れに「隠す」のだ。
その隠し場所を作ったの、ワタシなんだけど?
ちなみに上の写真は、いま、そこにササミを隠したばかりのぴーちゃんが、隠し場所に気付かれまいとしてらおぴんの気を逸らしにかかっている図だ。




