2019/7/1 ぴーちゃん改め
ついに社長が決断した。
「こいつ、やっぱり、ガイにしますわ」
名前変更に至る決定的な理由は、
「ぴーとは言えない気がするが、ガイなら、自分で『ガイちゃん』と言えるかもしれない」
という期待であるらしい。
てなワケで、ぴーちゃん改めガイちゃんとなった、第2のカラス。
ガイちゃんが変化して「ガーちゃん」呼ばわりが常態化するまでに、さほどの時間はかからなかった。
とりあえず、ガイちゃんにゴハンだ。
まだ、名前のカッコ良さを実地でアピールできるような状況へ持ち込む段階には遠いのだ。
まずは、人間という生き物が、いかにカラスの一挙手一投足にいちいち喜ぶかをしらしめるのだ。
そして飼い主らが、とにかくカラスに甘えてもらうためならあらゆる美味提供にも躊躇しない、愚かなシモベであることを理解させねばならない。
有り体に言えば、躾や訓練というものは、
生きた自動給餌機の始動承認パフォーマンスを教えるようなモノである。
「ガイ!」と呼ばれたら、そっちに行ってやりさえすれば、なんか美味しいモノが出てくる。
と言うか、出させる。
まあ、スイッチを押すようなモノだ。
人間、チョロい。
ちなみにクロちゃんは、まだトイレもハウスも覚えていない。
もしかすると、ご褒美のエサが不十分なのかもしれない。
今日からガイちゃん
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