2019/6/23 学習
カラスは言葉を覚える。
それには二重の意味があるのだが。
まず、人間の発する言葉を理解する、という意味。
そして、九官鳥のように、理解はしないが人間の発する言葉を真似る、という意味。
そもそもカラスはかなり知能が高いため、鳴き方は後天的な学習で覚えるらしい。
だから、人間を親だと思えば、人間の言葉……というか、話し方を覚えて真似る。
ちなみにクロちゃんの種であるハシボソカラスは、自由な発声がしにくいらしい。
見た目は九官鳥にそっくりなのに、残念だ。
ぴーちゃんはハシブトガラス。
嘴はでっかいが、かなり自在な舌を有するため、やつらは野にあっても鳴き声には個性がある。
簡単な言葉なら発声できるし、ある程度、意味との紐付けもできるようだ。
……犬か自ら「オスワリ!」と言って座る図を想像していただけばよろしい。
という訳で、クロちゃんにおしゃべりは期待していない。
だが、ハウスとトイレだけは、早いとこ理解していただければありがたい。
ところで、クロちゃんはまだ甘えっこなので、いまだに「あーん!」をする。
人間の悲しい性で、話しかけたところで無駄と知りつつあれこれ言っちまうのだが、
クロちゃんにゴハンをあげる時もまた然り、
「クロちゃん、あーん!あーんしてね~!」とか言っちまう。
そして、本日。
クロちゃんはお口を開けつつ鳴いた。
「あ~ん、あーん!」
……クロちゃん……
やめてくれ、それは反則レベルで破壊的だ……
まあ、「あーん!」つーよりかは「にゃーん!」に近いが。
どうやら、ゴハンをもらう=「あーん!」であると理解しているようだ。
これは可愛い、可愛いすぎる。
 




