2019/6/16 二足歩行
その昔、ロボットの二足歩行は科学技術の大きな壁であった。
二足でバランスをとって立ち続けるだけでも一苦労、
某大学のロボット研究所が発表したソレは、
広い部屋の真ん中に立たせたロボットを周囲から、自動制御の無数のヒモで引っ張り、
ヨロければ引き、仰け反れば引き、
スポットライトを浴びつつ、ただヨロヨロとふらつき続け、
あたかも最終列車で吊革にすがって立つ泥酔者の如くであった。
そういえば、
同時期に「坂道を走る」ロボットもあったな。
すでに察しがついた人もいるだろう。
重力との絶妙のバランスにより自然に交互に足が前へ出るように設計した二足ロボットを坂道に立たせるのだ。
発表時点で、平均3歩ほど「走って」いた。
まあ、「アシモ」登場まで20年弱くらいの時代の話だ。
科学も技術も進化した。
らおぴんは「昭和やねー」と言われてきた世代だが、
そう言ってた奴等もすでに「平成の香り」呼ばわりにリーチがかかっているのだ。
ざまぁ。
時代はかわるのだ。
時代ではないが、
我が家のクロちゃんの生活スキルもまた、日々進化している。
そろそろ毎日記録するにはネタ切れだろうと思っていたが、
今朝、
クロちゃんは二足歩行できるようになっていた。
どこの大学の、とは言わないが、かつてハンボットやらキンボットやらが、
あれだけ苦労して笑いを誘っていた二足自立と二足歩行、
ケガしたクロちゃんには無理だと思っていたが
今朝、突然スキルをコンプリート。
完璧な二足歩行を披露してくれた。
ハシボソカラスは、チョンチョン跳ねではなくテケテケ歩くのが標準らしい。
ハシブトカラスはその逆だという。
まあ、その辺でカラスを見かける時はたいてい何かに止まっているか、
はたまたゴミ袋を引っ張って踏ん張ってるかなので、
優雅なモデルウォークを観賞するところまでは至らないが。
ただ、二足歩行らしく見える写真が撮れなかった。
朝からタブレットを構えてひたすらカラスを追い回すのもアレなので、
今回は、写真抜き!




