たいていの人には役に立たない、カラス豆知識 その6
クロちゃんはまだ子供だ。
だが、大きさ的には幼鳥とはいえ巣立ちのお年頃なので、
すでに成鳥に近い体格であるかと思われる。
とはいえ
比較的豊富な鳥経験を有するらおぴんではあるが、
カラス飼育は初めてである。
カラスの月齢標準など知る由もない。
だが、ヒヨドリにせよスズメにせよ、巣立ちするにあたっては、
大きさで幼鳥だと容易に視認できるほど無防備ではない。
たいてい成鳥と同等か、一回り小さい程度。
しかも羽根さえすっきり伸び切ってしまえば、ちょっと見では区別がつかなくなるのが一般的だ。(と、思う)
外で出会うカラスはやたらと大きく見える。
ちょっと威圧的な態度と、猛禽類っぽい飛び回りっぷりがそう見せるのかもしれない。
だが、クロちゃんは意外に小さく感じる。
やや成長が遅いのと、羽根がショボいせいかな?
デカいめのオウムか、オオハシ程度しかない。
トンビやカモメより、ずっと小さいし。
もう一回りは成長するとしても、カラスってこんなに小さかったかなあ??
だが、断っておく。
しつこいようだが、らおぴんの「鳥・標準」は「アヒル」だ。
それは、大きさ的にも適用される。
すなわち、クロちゃんはアヒル比で「小さい」のである。
「なーんだ、小さいんだ~」と思って迂闊に飼う事はオススメしない。
カラス飼育には、鳥小屋レベルの充分な空間が必要だ。
大きめの倉庫並みのスペースを確保できるか、
日常生活への多大なダメージを享受して一緒に暮らすか、
いずれかの覚悟がある場合だけになさったほうが良いだろう。




