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2024/6/28  カラスが2羽になった時

4年前の今日、我が家はダブルカラスな家庭となった。

というか、家庭としてはきっちり崩壊していたので、単なるダブルカラスな家、というべきかもしれない。


当時6匹だった猫は2匹となってしまったし、途中で鳩やらネズミやらも一時期いたりと、いろいろ変化はあった。


ぴーがイタチに襲われてから、飼育環境に苦慮するようになったりもした。


「私はあと2年で死ぬねん」と言うのが口癖だった義姉は、今や、毎月の日帰りバスツアーを楽しみに、我が家で一番元気な人となっているし。

思えば……風呂場にカラスがいる家によく適応してくれている。



4年前の今日、ワタクシは早朝から重たいドッグケージを2段重ねに組んで、洗濯かごの穴を広げて止まり木を突っ込み、バーベキュー網を曲げて蓋を作り、そんな不細工なシロモノを自転車に積んでバイトに出かけた。


おそらくは、カラスの移動手段としては最低レベル。

某カラスブ○グさんの経由の譲渡なら引き渡し拒否されるレベルと自認している。

すまん、ぴー。

だが、さすがにこれ以上どっかからカラスを引き取る予定はなかったため、わざわざペットキャリーを買うのはちょっと……。


快適な社長令鳥生活から、とんでもない移動ケージに入れられて、しかも自転車移動30分。

ラノベで例えれば、皇太子の婚約者だった公爵令嬢が婚約破棄されて荷馬車に乗せられ、国外追放される感じであろうか。

到着した新居で、しばしボーゼンとしていた姿が今も瞼に浮かぶ。


5歳というと、これまで一緒に暮らした鳥達の場合、そろそろお別れを念頭に置いて覚悟する頃であった。


だが、カラス。


寿命どころか、5年を経てやっとなんとなく大人になってきた感である。

なんか全く先が見えないのだが、一生付き合う覚悟が必要っぽい気もする。


最近になって、YouTubeのカラチューバーさん方と繋がりもできそうな予感なのだが、一般的な飼育鳥ではない以上、自分に何かあった時に多少なりと融通を利かせるためにも、横の繋がりは必要なのではないかと思う。


というか、他のカラスさん、見たい。

自分でカラス飼ってんじゃん?、と言われそうだが、猫好きが他所の猫さんを見たがるのと別段の差異はないのではなかろうか?


そりゃ、どの子も黒いけどさ。

雌雄の区別もつかないし。

下手するとうちの子を見分ける自信すらないけどさ。


でも、野良カラスさんを見るのも、他の家カラスさんを見るのも、やっぱ、楽しいもんねー。



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