2019/5/28 小鳥さん
2019/5/28
I市の勤務先に向かう途中で、小学生の群れに出会った。
見ると、彼らの真ん中に、カラスの幼鳥が。
子カラスを見かけたら、ちょっと気をつけなくてはならない。
たいてい親カラスが側にいて、子供に近付く者を攻撃してくるからだ。
だが、どうやらこの小学生集団が襲われる気配はなく、この子カラスは巣立ちに失敗して親に見放されたものと思われた。
出勤途中ではあるが。
迷わず保護。
まだ風切羽根もサヤを被ったままだし、尻尾もチョロチョロ。
どう見ても巣立ちには早い上、携帯電波塔上の巣から、真っ直ぐ下に落ちているし。
巣が真上にあるというのに親は来ないし。
どうやら右脚がおかしいらしく、ちゃんと立てない。
落ちて怪我したというより、成長過程での怪我か、先天的な奇形で、これのせいで落ちたのだろう。
黒い布カバンでくるんで運び、職場で、水にひたしたパンを与えた。
とにかく、まず、水分とカロリーだ。
ちょっと衰弱しているが、口を開けるので、大丈夫そう。
おそらくは生後1ヶ月前後、
本来であれば1週間ほど後に巣立つくらいの感じかな。
自宅につれ帰って、風呂場に巣を設えた。
「小鳥拾ったから」
と、家族には言っておいた。
「もう寝てるから、明日なら見てもいいよ」
アヒルと11年間暮らした過去に鑑み、
ワタシ基準では、
アヒルまでは「小鳥」の範疇だ。