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2023/3/23  最近の色々

我が家は木造築百年。


自宅と作業場の2棟ともにボロボロである。



カラス部屋を用立てるにあたり、イタチの侵入を防ぐという本来ならばさほど難しくもないはずの案件が未だにクリアできていなかったりする上に、最近になって新たに、天井の素材が劣化しており、カラスの突撃に耐えられそうにないなどの問題も顕になった。

正直、家屋としてはもはや終わっているが、引っ越すアテもないので仕方がない。


なんせカラスが2羽もいる。

引っ越す経済的ゆとりが多少あっても、まず、マンションとか無理だろう。

ペット可とか不可とかいう以前の問題である。


ボロボロ家屋の耐震補強なんかも、もはやDIY案件化している。

割りとレベル高めの工作はできていると思うのだが、なんせ元が元。

来るべき南海トラフ大地震に備えなきゃいけないのだが、手を加えれば加えるほどに、継ぎ接ぎ感が増し増しになっていくのが辛い。



そんな中、作業場の裏に隣接する建物の撤去工事があった。


この辺りは元々、古くから長屋やらなんかやらが狭い土地にひしめいている過密地帯なので、家屋同士がくっついていたり、複雑怪奇にくいこんでいたりと、取り壊しの度に境界トラブルが起きるのがデフォだ。

工事の予告を受けてから念のために、土地の登記状況と公図を調べに法務局へ出向いたが、当の公図は昭和一桁時代の代物で、ものすごくざっくりしている上に、折り目のせいで原本がきちんとは読み取れなくなっているという、それはもうとんでもない代物だった。

だが、まあ、それは別に構わない。

そんな状況なので、境界については色々と協議し取り決めして、穏便に済ますのがこの辺の流儀だ。




だがしかし。




実際に取り壊しが実行された瞬間、作業場建物の奥は、1階2階ともに壁がまるごと消失してしまったのである。




両階とも、奥にはトイレもあったため、当然ながらトイレの壁も1面が完全クリアとなった。


さらには1階には倉庫、2階にはモノぎっしりのおっさんの汚部屋があったため、壁の消失と同時に壮大な雪崩れが発生したことは言うまでもない。



どうやら両家が壁板を共有するような形になっていたらしく、さらには両家ともに先代が詳細あやふやな増改築を繰り返しており、前後関係やいきさつすらよくわからない。

つまるところ、責任の所在もわからない。

とりあえず隣家により、ブルーシートは張ってもらえたが、今後これで何年も保つ見込みは果てしなくゼロだ。


日中、ブルーシート越しに陽光が射し込む我が家は、あたかも青い海の中……。

お魚気分が味わえて、なかなかにファンタスティックではある。


はははははははは……


さすがに垂直2階分の板張りと外壁工事は、DIYでできる気がしない。

トタンを張るのも、こうも広範囲だと簡単ではない。

ここはプロに任せるしかなく、お隣の提案により、とりあえず最安のトタン張りをしてもらった上で、負担割合を協議する事になった。




またしても、ぴーちゃんの運動場作りどころではない新課題の発生に、もはや絶望を通り越し、もうほんと、笑えちゃったりしているワタクシだ。



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