2022/12/12 なんということでしょう
遡ること数日。
正確には、12月9日の事である。
ウチのおっさんは未だ気付いていなかったりするのだが、実は、その日から我が家にはハトがいる。
キジバトのポポちゃん(0)※性別不詳。
かつてクロちゃんを発見した職場付近の知人が拾った、負傷鳥である。
右の翼に大きな傷があり、関節部分で折れている模様。
折しも鳥インフルエンザの警戒中、獣医も軒並み野鳥診察を拒否する季節だ。
件の知人もあちこちあたって、全て断られたらしい。
拾って数日後に相談を受けたのだが、その時点でインフルエンザの潜伏期間は概ね過ぎていたため、請われて様子を見に行った。
小ぶりな、幼鳥。
嘴にコブがない、色の地味なキジバトさん。
置き餌は良く食べている様子。
足腰は達者。
翼は、折れてはいるものの動かせはするようだ。
猫か、もしかするとハシブトカラスか。
この辺、たまにタカ系の鳴き声もしてるしなあ。
傷が治っても、放鳥は微妙かな。
天敵の少ない都会の緑地とかなら、木に飛び上がれる程度の力があれば生き延びる可能性はあるが、ほぼ土鳩に占拠されているので、障害のあるキジバトではちょっと勝ち目がないかもしれない。
かといって、ちょっと郊外だと、割とフクロウなんかも普通に居るし。
その知人のお宅では色々と生き物を飼っており、インコもたくさんいるのだが、ご主人が野鳥NGなのだとか。
うーん……、迷うけど……、ケージはあるし、カラスよりは手がかからないとは思うし、ぶっちゃけカラスほど寿命も長くはないはずだし、まあいいかー……。
ただし、もう少し回復してからでないと、せっかく治る余地のある翼が、移動時に暴れて完全にアウトになってしまう可能性が高い。
2~3週間は安静にさせておくべきだと見て、引き取りは見送った。
が、翌週、保護が限界に達したとの連絡が。
ちょっとまだ早いとは思ったが……、置いておけない以上はもう致し方ない。
週末までは待ってもらって、12/9金曜日の夜に引き受けてきた。
念入りにイタチ避けを施した小型ケージの低い位置に止まり木を据え、餌は小鳥の粒餌。
カラスと違って、普通にハンガー式の餌入れで済むのがめっちゃ、楽。
敷いたシートも食い破らないし。
怯えてはいるが、餌は食べた。
翼の動きが悪化したような気はするが、とりあえず生き延びてはくれそうだ。




