2022/4/7 解禁
あれから1年……。
何からかと言えば、あの、悪夢のイタチ大襲来である。
あれはマジで悪夢の日々であった。
最後の1匹はついに捕まえられなかったが、一応、引っ越して行ってくれたようだ。
多分だが、天井裏のネズミが増えたら、また、ディナーにやって来るとは思う。
というか、さっきから聞こえている、ネズミにしては大きい足音は、あいつらのものなような気がする。
これまではそういうサイクルで平和に共存できていたのだが、まさか人間エリアを縦横無尽に走り回って、挙げ句カラスまで狙うとは……。
大家族で、経験値の低い巣立ち直後の若い奴らが人間の怖さを知らずに来たのであろうし、最後に残った母イタチも、子供を全滅させられた場所で、また子育てはしないだろう。
……多分。
あれ以来、ぴーちゃん宅は厳重にワイヤーネットで保護しているが、それゆえに、写真を撮れるビジュアルが犠牲になってしまっていた。
写真もだが、遊ぶにも、おやつをあげるにも不自由で、何となくぴーちゃんとの距離感が遠くなってしまったような気がする。
オマケにワタクシの骨折で、しばらく、ほぼ放置であった。
本日、最後の経過観察で「まあ、良いでしょう」と言われて放免されたので、骨折完治記念のお祝いに、自分にはケーキ購入、それとカラスの住まいの大掃除をする事にした。
ものすごく久しぶりの大掃除。
……一応写真を撮ったが、載せるのはやめておく。
ワタクシとしてもあまり思い出したくないので、むしろ、データごと写真消去しようと思うレベルでエグかったためだ。
故に、詳細の説明も省く。
ざっくりとだけ言っとくと、作業には十能とバケツが必要であった。
それと、手がツルツルになった。
多分だが、最初にウグイスのフンを美顔料にした人は、飼ってたウグイスの籠をあんまり掃除してなくて、山盛りのフンの掃除をしたに違いない。
そうでもないと、劇的ツルツル感は出ないと思う。
だが、断言する。
このツルツルは、絶対に肌に良くはない。
それはさておき、イタチ禍から1年が経過したことだし、掃除のついでにぴーちゃんの部屋を開放的にしてあげようと思い立った。
フロント部分の金網を一部分切り抜いて、脱着できるようにしてみると、わずかな細工ではあるが、えらく視界がクリアになった。
何だかぴーちゃんもテンション高めだ。
久しぶりにおやつのキャッチ&イートなんかもしてみたりして、楽しい一時を過ごす事ができた。
カラスたちも、4年目となる今春。
ちょうど今頃が、世間のカラスの恋の季節だ。
鳴き交わすカラス達に応えるように鳴くぴーちゃんは、男の子なのか何なのか?
クロちゃんは意外に、ちょっっと男の子っぽい気がする。




