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2021/6/11  イタチごっこ

今回はシンプルに書く。


なぜなら、心底疲れきっているからだ。



昨夜、もう一匹の痕跡を発見した後、ワタクシはドラッグストアにダッシュして、ネズミ取りを購入してきた。


足跡のあった付近に仕掛けてから就寝したが、今朝は犠牲者ゼロ。

まあ、そう簡単には駆除できまい。



とりあえずバイト先にネズミ取り用に置いてきてある自家製箱罠、また持って帰っておこうかな。

そうして出掛けた午前中のアルバイト。

箱罠を自転車に積み、帰途のホームセンターで改良用のバネも買い、快晴の初夏の日差しを浴びつつ爽やかに帰宅した。



自転車を

停めたとたんに聞こえる、おっさんの地獄の怒号。

何事?


「イタチ入れはどこや?!」


開口一番そう問われたが、イタチ入れって何やねん??

どうやらワタクシのお手製トラップは、イタチ入れ、であるらしい。



家に入ると、そこは地獄。

そこいら中にベタベタと粘着剤が飛び散るキッチンに、猫用の捕獲ケージから体半分はみ出して大騒ぎするイタチと、戸棚の下でシートにくっついているらしきもう一匹。

さらには、おっさんを威嚇する凶暴極まりない1匹が文字通り飛び回っていたのだ。


おっさんは足を噛まれて血みどろ。



正直、そっとドアを閉めたくなった。



たぶん、巣立ったばかりの子供なのだろう。

まだちょっと黒っぽい。

昨日捕まえた奴もそうだった。

威嚇しているのははっきりしたキツネ色なので、親だろう。


とりあえずケージに引っ掛かっている1匹は今にも逃げそうなのですぐに運びだし、もう一匹を引っ張り出そうとしたところ、物凄い勢いで親が襲いかかってきた。

もう、危険過ぎて部屋に入れないレベル。


トングとモップの柄で応戦しつつ、何とか運びだし、子供2匹を逃がしに行った。



これで、計4匹。



そんでもって、確実にもう一匹いる。





生活空間に最低5匹のイタチが這い回っていたという事実が、俄には受け入れがたい現実である。


しかも、子供を奪われた恨みに燃える超凶暴なラスボスが、復讐の機会を窺いつつ潜んでいたりする。




これ、今晩寝てて大丈夫なの?


バイト狭間の1時間、最高に濃い大混乱の内に過ごして、只今午後の仕事へと出勤途上。

仕事できるか不安なレベルで疲れ果てているワタクシだ。

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