2020/11/19 とある夏日の晩秋
ぎっくり腰からの坐骨神経痛で悶絶すること数ヶ月間。
こういう時のカラスの世話は、地味にツラい。
とりわけハシブトカラスのハイパワーは体調不良を直撃するエネルギーを秘めている。
というか、既に秘めてすらおらず、ハッキリとマイナスだ。
だが、かわいい。
かわいいから、全てを許す。
そんなハシブトカラスのぴーちゃんは、こと、ごはんに関しては極めて行儀が悪い。
ドッグフードをあげたりすると、選り好みをする。
嘴で掻き分け、好きなヤツだけ食べて、その後残りをいちいち投げ捨ててから「なくなりましたー」とばかりにカーカー呼ぶのだ。
正直、ドッグフードメーカーにはひとこと言いたい。
あの「野菜味」とか、いらないから!
全部放り捨てられちゃうから!
……カラスに。
そんなワケで、只今ぴーちゃんには教育的指導中だ。
常食は九官鳥フードのキューちゃんのみ。
美味しいおやつは手渡し限定。
ちなみにお気に入りおやつは、犬用のお肉キューブだ。
ドッグフードのグラン・デリも好きなようだが、何故だろう、なんか、釈然としないものを感じる。
雑食のはずだったんじゃないのか、コイツら?
なんでこんなグルメやねん!
色々あるが、ハシボソのクロちゃんはその点諸々、かなりライトだ。
噛まれても、掴まれても、たいてい怪我にはならないし。(※らおぴん基準)
小さくてかわいいし。(※あくまでもらおぴん基準)
ただし、相変わらず容器を重ねてお片付けする習慣があり、最近は餌入れが空になると水浴び用の洗面器に突っ込んである。
クロちゃんは基本的に、手渡しでゴハンをもらいたがる。
すでに一歳半なのだが、未だににゃーにゃー鳴きながら口を開けて待っているのがプリチーだ。
カラス駆除の盛んな大阪だけに、もう放鳥はしない方針で意思は固まりつつあるので、クロちゃんもぴーちゃんも手乗り化しても良いのだが。
今からとなると、ちょっと、というか相当ムズい。
らおぴん自身が夜中以外ほとんど在宅していないので、昼属性の生き物と交流するには不適切な生態である。
今年の正月以来、ねーさんも他所に居場所ができたため、たまにしか帰宅しなくなってしまった。
ただし、おっさんはコロナ失業状態でほとんど在宅だ。
だが、カラスと対等の精神レベルでケンカをするので、いまいち世話を任せられないあたりが難儀だ。
そういえば、今年、カラスたちのハゲ具合は昨年よりかなりマシだった。
こいつらも、ほぼ成鳥。
来年春あたりには、雌雄の判別ができるのではないかと期待している。




