2020/8/5 奴らの2度目の夏
YouTube動画、少しずつながら更新中。
動画編集、難しい(;^ω^)
ぴーちゃん入浴編はこちら
↓
https://youtu.be/vLotnNUlpD8
夏、本番。
人間的には微妙な夏だ。
夏らしい行事はコロナで軒並み中止だし。
花火も祭りも、賑わう海やプールもない。
遊びがてら涼みに行っても、商業施設の休憩エリアに長居もできない。
しかも、梅雨が開けたらもうお盆。
ウザいほどの人混みだったはずのオリンピックイヤーは、ここ数年なかった静けさの中にある。
なんだかセミまで静かだし。
だが、暑い。
例年に比すれば、気温も日射しもマシなのだ。
多分、また今年も米が不作なレベルであろう。
だが、暑い。
米の心配以前に、30度越えたらやはり暑いのだ。
その点はカラスたちも同様だ。
真っ黒な上に、びっしりと羽毛で装甲された奴等は、ランニングシャツとステテコに着替える事すらできない。
ウチの子達は、どちらも屋内暮らしなので、直射日光に曝されるわけではないのだが、涼を求めて自由に移動しまくる事はできない。
お風呂の住人(鳥だけど)クロちゃんは、東の窓から朝日を浴びる。
土の地面がない都会の朝日は、爽やかな要素が欠落しているため、単なる強烈な直射日光。
カビすら萎えるレベルの灼熱バスルーム化してしまうため、今年は事前に手を打った。
お風呂場の外壁に、百均で買った棚用L字アングルを取り付け、庇を自作したのである。
ちなみに、窓は常時網戸にした上で全開だ。
普通のカラスなら、網戸なんかは無も同然、たちまちズタズタにしてしまう上、チョロく開けてしまうはずだが、ウチでは心配無用。
昨秋、放鳥もアリかと思い、しばらく窓を開け放っていたところ、野良カラスらが見物に訪れたらしく、クロちゃんを恐怖に陥れてしまった。
おかげで、いまや、クロちゃんにとっての窓は、魔界の門も同然。
外を見るどころか、窓に近付きすらしない。
とりあえず、ショボい日除けではあるが、効果は絶大であった。
今年の風呂場は、カビも元気だ。
ぴーちゃんの部屋では、窓解放はしていない。
主に、鳴き声のボルテージがクロちゃんとは段違いなためだ。
ちょっと鳴き癖があるため、昼夜問わず、しょっちゅうカーカー絶叫してしまう。
そのせいでシンデレラ生活から失墜したにも関わらず、懲りてない。
ただ、窓の外の植物が完全に西日をガードしてくれているため、意外に暑さがマシなのが救いだ。
植木鉢を放置し過ぎた結果だが。
なにせ、外から見た我が家は、植木鉢雑木に覆われた廃屋にしか見えない。
昨年は、社長の愛鳥としてエアコンと専用扇風機を有するリッチなカラス生活だったが、らおぴん宅では、人間ですらエアコンは至高の贅沢なので、カラス用にONしておくなど論外だ。
かといって扇風機のつけっぱなしも怖い。
隣接した部屋や廊下の窓からの風で、少しは空気に動きはあるが、ハッキリ言って、外の空気の方が暑いので閉めておいた方がマシなレベルだ。
せめて大好きな水浴びで涼を取れるよう、本日、キッチンの洗い桶をぴーちゃん用に転化し、献上させていただいた。
因みに、その前に洗面器をあげたら、秒でひっくり返された。
ハシブトカラスにとって、洗面器ごとき矮小な存在では無力に過ぎた。
洗い桶でもまだ足りないが、ケージの床がお手製のネットでヤワいため、これでも臨界点ギリギリなのだ。
以前使っていたコンテナは、現在のケージにはうまくマッチせず、設置をあきらめていた。
それに、やたらと広大だったシンデレラルームと、ウチの、半倉庫化した民家の一室とでは、何かと勝手が異なる。
カラス級の鳥が水なんか浴びようものなら、部屋中すべがビシャビシャ化してしまう。
そんなこんなで水浴びに関しては不自由させてしまっていたが、さすがに暑さもピークだしね。
久々に、体がすっぽり収まるお風呂。
ぴーちゃん、大喜び。
あまりにも何度も繰り返し水浴びするので、桶を撤収せずに置いたまま、らおぴんは出勤していった。
帰宅すると、桶はほとんど空。
うっすら水が残っていた辺り、ひっくり返さずに入浴を繰り返したらしい。
ご満悦のぴーちゃんたが、ネット下のトレイは悲惨な状態だ。
しかも濡れたせいで、かなり臭い。
嗅覚が正常なので、目下、らおぴんに関する限り、コロナ感染は大丈夫そうだ。
健康に感謝しつつ、もう、放ったらかしにして寝てしまおう……。




