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2020/6/14  新居の居心地

その辺にいる野良カラスを見るに、想像し難いのだが、カラスはとっても臆病だ。

環境の変化にもナーバスで、ちょっとケージを変えただけでも大騒ぎ。


この日曜日、

ちょっと汚部屋化していたぴーちゃんのケージを大掃除した。


普段、ちょっと水を入れ替えるだけでも下手すれば血まみれとなる、ぴーちゃんハウスキープ案件。

ぴーちゃんには悪いが。

はっきり言って、この際、カラスの豆腐メンタルなんぞに配慮はしていられない。


ギャーギャーとワメくカラスを掴んで、ネットで安く仕入れた小型ケージに移動。



当然、暴れまくる。



だが、この先を考えれば、この小型ケージには慣れて頂かないと、色々困る。

第一、それもこれも、せっかく作った移動用のカゴを破壊したコイツが悪い。

すでにめっちゃ配慮し、譲歩した結果が、新たな移動用ケージなのである。

文句があるなら、別に、お外へ旅立って頂いても結構なくらいだ。


だがまあ、パニックしたままでは可哀想なので、遮光シートを被せて暗くしてやった。


暗くなると、急激にテンションが下がるカラス達。

コイツら、寒さにはそこそこ強いが、白夜の国では野良にはなれまいな。



ぴーちゃんが留守のメインケージは、おもくてデカい。

何せ大型犬用だ。

因みに扉は差し込み錠だが、ぴーちゃんの趣味の1つがコレの解錠なので、ものの役に立ってはいない。


下の方、ぴーちゃんの嘴がギリギリ届かないあたりにカラビナを付けて、そいつを鍵かわりにしているのが現実だ。




……ほんま、厄介な奴……




ケージそのものも、もっと掃除しやすく改造したいが。

ワタシが4週間に及ぶぎっくり腰なため、当面は見送りである。



とりあえず。

我が家において、ぴーちゃんの世話をできるのはワタシだけ。


カラス達が元気なうちは、ワタシも元気でいなくては。




そんな想いであれこれカラスをネット検索していると


「ウチの子は30年前に……」という衝撃的な1文に出会ってしまった。


意外なことだが、カラスの寿命は、実は、はっきりとはわかっていないようだ。

野生においては、その過酷な生態故に、猫程度のものであると聞く。


だが、いざ飼育下となると、2~30年生きる奴もいるらしい。

近い種族に至っては、60年という記録もあるとかないとか。


いや、それ、ワタシも生きてないかも……。

オウムかよ、オマエら……。



自分より長生きしそうな生物は、植物だけにしておこうと誓って来たワタシ。


かつて、最愛のアヒルの寿命が2~3年であると子供図鑑で知って、3年目以降、今日死ぬか明日死ぬかと悲観しながら見守った末に、11歳の大往生を看取るに至り、色々悟ったワケなのだ。





……世話の必要な生き物を遺しては逝けない……。


だから、亀とかオウムとか、爬虫類とか、やたら長く生きそうだったり、寿命がいまいちわからなかったりする動物は飼うまいと……。




……と、思っていたのに、人生はいきなりのカラス祭りとなってしまった。


これはもう、アレしかない。

アレだ、

カラスに莫大な財産を遺して動物園辺りに託すか、

とにかく地道に自分が、長生きするか。


財産の方はちょっと今のところ都合できそうにはない。

となると、今頃からぎっくり腰なんぞになってる場合じゃないよな……。






     ……………頑張ろう……………




  挿絵(By みてみん)


https://www.youtube.com/channel/UC289Pp2E17ewgkGwzHetg6A


動画チャンネルつくりました。

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