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追記  お引っ越し直後

非協力的だったおっさんに車を出してもらうのも業腹であったため、自転車にて、片道30分の道程のお引っ越しを敢行したワタクシ。


あちこちリサイクルショップを巡ったが、適切なペットキャリーが見つからなかったため、急遽自作することにした。

普段、必要無い時には、リサイクルショップどころかその辺のマンションのゴミ捨て場あたりにゴロゴロしていると言うのに……、役に立たないゴミ捨て場だ。


ちなみに、ぴーちゃん保護当初に使用したペットゲージも、ゴミ捨て場の産出品である。

この度、あらためてぴーちゃんの住まいとして再登場と相成った。


鳩サイズかつアヒル程度のパワーまでであれば段ボール箱で十分なのだが、突然の移動に怯えるハシブトカラスを前にした段ボールなど、砂の城に等しい。

よしんば脱走は防げたとして、あちこちからカラスがはみ出した箱を後部に積んだ自転車での30分間は、ワタシの理性の限界を軽く凌駕する。

それに、間違いなく噛まれ、つつかれまくる。


はみ出したカラスも然ることながら、背中が血みどろの中年大女とセットとなると、通報レベルのインパクトを呈するであろう。



丈夫であること、これは外せない。

蓋がこじ開けられない、さもなくば不条理である。

止まり木があること、でなければ……


……シェイクスピアにあったよな、そんなセリフ。

付け加えれば、暗さと、外が見えない事も、今回は必須だ。

カラスは暗いと、わりとおとなしい。

が、動いているのに真っ暗でもいけない。

外が見えない……というか、外から見えると、ワタシがかなり恥ずかしい。


そんなワケで、まず、丈夫なランドリー籠を犠牲にしてみる。

その格子目をカッターで拡大し、切り込みを付けた麺棒を嵌め込んで止まり木に。

百均のキッチンネットを曲げて、籠の縁にかませて蓋に。


   挿絵(By みてみん)




はい、出来上がり。



これを、大きめのビニールバックにすっぽり入れて、上に足拭きマットを被せて出来上がり!

(ぴーちゃんの頭が隙間から突出したため、ネットは2重に改良)


30分間、3度ばかり弱々しく鳴いただけで、比較的平和な移動を実現できた。




新居も、幼少時のゲージと同じであるため、今のところ、すんなり順応しているように見える。




……今のところ。




慣れたら慣れたで、どんなイタズラをするかは未知数。


社長が、「ゲージもあげる」と言ってくれているが、あちらのゲージは巨大すぎるため、一般的な民家である我が家には少々不適合だ。


だが、先ほど、先住猫達と何かひと悶着あった様子だ。


ぴーちゃんはまず大丈夫であろうが、猫達に危害が及ばないように、社長のゲージとで、2重ゲージにする必要がありそうだ。




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