2019/12/13 お出かけカラス
最近、ぴーちゃん宅のお掃除に際して、住鳥には、ちょっとお出かけしていただく事にしている。
たまには、文字通り羽根を広げさせてやりたい、というのは建前だ。
結構な手間ヒマのかかる厄介な清掃作業を、あの凶悪な嘴と爪を掻い潜りつつ遂行するには、金属バットで殴られても折れないレベルの強いココロが必須なのてある。
「いいじゃない」とか、逃避している場合ではない。
らおぴんをして、指は、言葉にあやなく、穴だらけ。
ハシブトカラスの嘴は、根元半分にはキツツキの頑丈な破壊力を、そして先端部分には猛禽特有の、咥えた獲物をのがさず、かつ、一撃致死スキルを秘めた不吉な下向きカーブと突起を有する。
本気でつつかれたら、骨にヒビが入りかねない痛みと内外の出血にみまわれる。
そして噛まれてしまったら、奴は、あの先端を猛獣の牙よろしく肉に打ち込み、しかもなかなか離してくれない。
痛すぎ。
しかも、誇張でなく本当に穴があくのだ。
具体的に例を挙げれば、目下のところ、らおぴんの右手には、親指に2つ、人差し指に5つ、中指に3つの穴があいている。
らおぴんは恐怖から解放されてお掃除に打ち込め、ぴーちゃんは楽しいお散歩タイム。
最初は足元からべったり離れず、それだけならかわいいのだが、足元をつつきまくってくれて、血まみれになったスリッパを一足廃棄する羽目になったりもしたが、最近は落ち着いてきた。
犬なみについて歩く傍ら、余裕をかまして「泥棒カラス」したりする。
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粗品のタオルを狙っている
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引き裂いて遊んでいる。
多分、遊びであろう。
……違うかもだけど……
ハウスは、まだ覚えていない。
だが、自分から巣に戻ることも多いし、抱っこされて巣に戻るのも、まんざらではないようだ。




