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桜
勇気と元気が出るようなストーリーかつ複雑な選挙制度及び社会問題を身近に感じれるように心掛けたいです。
桜の季節になると、なぜかすがすがしい気分を一瞬だが感じることがある。それは、桜に対して世間一般の美意識や風情といったようなものではなく、刹那的な運命を繰り返す姿が、生物達にある種の「気づき」を教えてくれるからかもしれない。
咲き誇り、散っていく…
その姿は誰かの心に残ってるのかもわからない。ただの見せ物、いや景色の一部かもしれない。
短い期間であるが、注目され、自らの存在を主張することが許される。
「今」という時に存在していることの意味を自問し、見るものにひたすら叫び続ける。
ここにいる。ここにいるんだ。
そう、あの時の僕は確かに、誰かにとっての「桜」だったんだ。