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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ボクと僕

作者: 小織 真水.

僕には裏の顔がある。

僕が僕じゃなくなる時。

ボクを見た人はみな言う。

「狂人」や「悪魔」と。


人が人ではなくなる時はない。

どんな犯罪を犯しても

どんな素晴らしい功績を挙げても

どれだけ優しく受け止めても

全て人がやっているのだから、神にも悪魔にも天使にもなれるはずがない。

だから、人が人でなくなる時はない。


悪魔などと例えられるのは心外であり、失礼だ。

ボクが僕であるように、ボクも僕も人である。


僕が出来ないことをボクがやり、

ボクが出来ないことを僕がやる。


ただ、生きるために。

ただ、死を待つために。


僕らはもう生きられない。

なぜなら、住む世界を変えてしまったから。

僕らが生きられない世界を作ってしまったのは、ボクらなのだから、責任を取らなくてはいけない。

ただ、僕ら以外いないこの世界で責任の取りようもないのも事実。


ボクらは世界を壊してしまった。

だから、住む世界を変えて、また新しい世界で新しい事をやろう。


ボクらの生きやすい世界を。

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