ボクと僕
僕には裏の顔がある。
僕が僕じゃなくなる時。
ボクを見た人はみな言う。
「狂人」や「悪魔」と。
人が人ではなくなる時はない。
どんな犯罪を犯しても
どんな素晴らしい功績を挙げても
どれだけ優しく受け止めても
全て人がやっているのだから、神にも悪魔にも天使にもなれるはずがない。
だから、人が人でなくなる時はない。
悪魔などと例えられるのは心外であり、失礼だ。
ボクが僕であるように、ボクも僕も人である。
僕が出来ないことをボクがやり、
ボクが出来ないことを僕がやる。
ただ、生きるために。
ただ、死を待つために。
僕らはもう生きられない。
なぜなら、住む世界を変えてしまったから。
僕らが生きられない世界を作ってしまったのは、ボクらなのだから、責任を取らなくてはいけない。
ただ、僕ら以外いないこの世界で責任の取りようもないのも事実。
ボクらは世界を壊してしまった。
だから、住む世界を変えて、また新しい世界で新しい事をやろう。
ボクらの生きやすい世界を。




