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 第6話: 出版社に入社しよう!(3) ~出版社は激務な職場です~

 この物語はフィクションです。

 実在する人物、出版社とは関係がありません。


 ルールを守って、楽しく執筆(デュエル)

 さて、前回、

 出版社に入社すると、会社のバックアップで

 比較的楽に小説家になれますよ~?


 ってな具合の妄想を展開したわけですが!

(あくまで妄想ね? 妄想!)


 加えて、編集出身者の作者には、

 出版社の方から


 『今度こういうアイディアで小説書いてほしいんだけど?』


 とか……


 『今、スライム流行ってんじゃん? あれで何か書いてよ!』


 とかいう打診が来るというメリットもあります。


 同じ釜の飯を食った仲だから、会社の方としても、

 気軽に打診しやりやすいようです。


 それに、腐っても元編集。

 その出版社の傾向とか読者層がわかっているから、

 細かい指示を出さないでも、会社に合ったものを書いてくれて、

 重宝します!


 小説家サイドとしても、

 どんだけつまんないもの書いても、なろうで書けば

 何故かブーストがかかる保証つきですからね!


 これは、両者Win-Win(ウィンウィン)の関係で、何倍にも美味しい!



 ま、そんなわけで、『出版社に入社しよう!』は

 作家を目指す道としては、かなりホワイト!


 ただし、問題点もあります!


 出版業界って、すんごいキツいんですってね?

 残業、土日出勤当たり前で……

 喧々諤々(けんけんがくがく)の交渉が必要で、

 色んな人に当たっていかなければいけないから、

 どうしても人間関係がギスギスしてしまう……!

 鋼の精神がないとやっていけないとか……

(作家と印刷の間に立つだけでも、相当ひどい目に合わされるらしい)


 体力的な面だけ考えても、若い人じゃないと、

 とてもじゃないが、やっていけないと言われていて、

 40代までに、半数以上の人が辞めるか、

 ブラックじゃない他の部署に移らせてもらうそうです……!?


 ひえぇ!? 悪夢や!?

 あ、妄想ですからね~? うふふ!


 あと、だからこそ!

 この業界、企業の方も、若い人を取りたがる!

 何せ、40代までに辞めちゃう人が多数なんだから、

 その年齢より下の人しか採りたくない!

 てか、ぶっちゃけ20代ぐらいまでですね、採るのは!

 それ以上だと10年ももたないんですし!


 あ、妄想で~っす!

 現実の出版社は、30代も(前半なら)ギリギリ採ったりしますよお?

(ちゃんと出版に役立つ職歴・スキルもってる人限定でな!)


 ただ、そういう話を聞くと、

 多少、ブーストかけてもらって良い思いしたとしても、

 どうなのかなあ、と思ってしまう……

 身体壊し過ぎて、人生ボロボロじゃないといいけどねえ……


 あと、

 確かにブースト等のバックアップは凄いですけど、

 デビュー後、小説が売れないとか、利益が出ないとなれば、

 手のひら返しが凄いそうで……

 ひどい会社だと、簡単に首きってくるらしいし……



「小説家になろう、で修行してきてね!

 有名になったらまた会おうね! うふふ!」



 とか言って。

(てか、わざわざ『有名になったら』とか、そう言うってことはさあ……)


 まあ、そもそもの話!

 その小説家さんが、編集者として優秀で、

 会社にとって必要な人材だったら、

 会社の方も、小説家なんて勧めて来な……おっと!


 妄想ですからね~? うふふん!


 でも、小説家になるだけなら、

 このルートが一番でしょう!

 なるだけなら、ね!


 その後は知らんけど。



 あ! そんなわけですから、

 30代以上の人は、この方法はやめた方が無難ですよ。

 そもそも、出版社が社員として採ってくれないと思いますが。


 30代以上の人は、公募も厳しいかなあ……

 収入もなしに、作品を出版社に送り続けなきゃいけないから……

 てか、20代じゃないと、まず声かけなかったりするしね。

 そもそも、あらすじも読まないで年齢見てポイッだけど。


 でもまあ、たま~に居ますけどね、

 30代、40代、時には50代で作家デビューする人……

 そういう人達は大体、

 働きながら下積みして来た感じの人ですが……

 十年、二十年当たり前の覚悟でやっている感じでしたね……


 あ、妄想ですからね~?

 フィクションですからね~?

 実在の人物・団体とは関係がありませんからねぇ!?

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