第4話: 出版社に入社しよう!(1) ~元編集の作者は意外に多い?~
この物語はフィクションです。
実在する人物、出版社とは関係がありません。
ルールを守って、楽しく執筆!
はい、それでは……!
はりきって、続きをいってみましょう!
小説家でも何でもない作者が送る『小説家になるための講座』!
今回は、『小説家になるための方法・その2』……!
その方法とは……!?
『出版社に入社しよう!』です!
「は? なにそれ? 小説家じゃないじゃん?」
と、お思いになられた方もいるかもしれません。
でも、多分、小説家になるのなら、
これが一番確実な道だと思います。
とりあえず、前回の公募に、考えなしで応募するよりは、
ずっとマシ……かなあ……?
(ま、どっち選んでも地獄のような苦しみが……ゲフンゲフン)
とにかく、結構多いようですよ?
編集関係の仕事から転職して作家になった方……
ラノベでは、なろう出身作家で、元編集の人はゴロゴロいますし、
児童書なんかでは『怪傑ゾ○リ』の作者は、元編集者らしいです。
出版社としても、元編集者の作者は、
色々と事情がわかっているので使いやすいようですね。
(まあ、反面、締切関連などの内部事情を知っているから、
その点で融通が利かなくなるようですけど……
あかほり●とる氏など、【真の締め切り】とかの単語知っていて、
大分編集者泣かせていらっしゃったご様子ですし……
いえ、あか●り氏が元編集かどうかは知りませんが……
でも、【真の締め切り】とか知っていたからなあ……)
はい、話が逸れましたね! てへ!
さて、出版社に入社するメリットですが……
その一つが、
『出版社の動向やら何やらの知識が身につくこと』
ですね!
実は、
前回『出版社の公募に応募しよう』の時に、
お伝えできればよかったのですが、
実は出版社によって、好きなジャンルというか、
選考して残りやすい作品の傾向が違うのですね?
たとえば……
って、角川はどうとか、電撃はどうとか、ここで言っちゃうと、
作者の不勉強なところが露呈してしまうので、
ここでは言いません! てへ!
代わりに、たとえば……そうですねえ……
週刊少年ジャンプ、あったらちょっとパラパラと見て下さい。
何となく、ジャンプに載せられている漫画の傾向ってありますよね?
同じように、サンデーならサンデーの、
マガジンならマガジンの傾向があって……
どういう漫画が載っているのか、
逆に『これはジャンプらしくない漫画』とか
『これ、サンデーよりマガジンだろ』っていう漫画ってありますよね?
それです。
それが出版社の傾向です。
その傾向に合わせて、小説を書けばいいのです。
ちなみに、これ、
漫画家さんも使っているテクニックです。
持ち込み前に、っていうか、漫画を描く以前に、出版社を決めて
その傾向を掴んでから、傾向通りの漫画描いたりするそうです。
(逆に、傾向のわかってない漫画を持ち込む人は、
編集に鼻で笑われて、エントリーシートを破られたりするそうな……)
で、その傾向を抑えることも、
公募に応募するルートで、
最終選考に残すために重要なテクニック!
だから! その出版社の小説を
買い漁り、買い漁り、買い漁りまくって、出版物の傾向を分析し!
出版社に合うような小説を書く!
それが正攻法の公募攻略法……! なのです!
た~だ~し!
それは、ちょっと古い話!
『小説家になろう!』が発達した今となっては、
色々なジャンルを書く【なろう作家達】を、
各社拾いまくっているわけで、傾向もへったくれもなくなっています……
(まあ、全くないわけでもないようですが……)
じゃあ、出版社の傾向って、
もうわかりようがないのか?
いえいえ……あるんですよ! 方法が!
ええ、もうお分かりですね?
それが『出版社に入社しよう!』の目的です!
出版社に入社して、中で仕事をしているうちに
社風やら、そこで仕事をしている人達の傾向から
何となく、その出版社が求めて来るものがわかって来るんですよ!
つまり、選ばれる傾向がわかる!(どどーん!)
はっ!?
あ、今、テレパシーを感じました!?
今、この文章を見ていた出版社の方が
『そんなもん、わかるわけねえだろ!?』
って言っている心の声が聞こえました!
ええ、そうですね……
そんなことでわかるなら苦労はしません!
おいおい!
えーと……
いや、まあ、出版社の傾向は、わかるかも知れないですが、
実は、それほど重要なことではありません。
そもそも、今の出版社って
『金になれば何でもいいや』ってスタンスで
ポリシーもへったくれも無くなって来ていて……
おっと! ゲフンゲフン……!
話を戻しましょう!
出版社に入社して、
一番のメリットは別にあります……!
あ、ここで一回切りますね?




