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 第2話: 公募に応募しよう!(2) ~おめでとう!貴方はランクアップしました!~

 この物語はフィクションです。

 実在する人物、出版社とは関係がありません。


 ルールを守って、楽しく執筆(デュエル)

 さて、話を戻します。


 小説家になる、一つ目の方法……


『とにかく応募すること』


 ……ですが、


 これは、読んで字のごとく、

 応募、応募、また応募!

 どんだけ落選しても応募しまくることです!


 編集者はヒドイもので、

 あらすじだけ読んで面白くなさそうならゴミ箱へポイです!


 ひどい時には、読みもせずポイです!

 何せ、一人で何千もの作品を読まなければいけないので、

 全部真面目に読んでいられないのです!


(じゃあ、そもそも募集すんなよ、糞が……って話ですけど……)


 あ、妄想ですからね~?



 てか、そもそも!

 いいですか? 募集要項に、


『雨対策等で原稿をビニールなどに入れたりしないで下さい』


 とか書かれている時点で、


『すぐ捨てるからビニールとか邪魔なんだよ糞が!?』


 と自白しているようなものです。


 まあ、これは、

 とある公募で、作者が気を利かせて

 雨の日の郵便だったので、ビニールに入れて速達で出したら、

 翌年からそういう募集要項を書かれちゃったんですけどね!


 『ビニールに入れんなよ!』って!

 うふふ! ホント糞だわ! 出版社って!


 あ、妄想ですからね? うふふ!


 話それましたね!


 とにかく、

 そうやって、落選しまくって落選しまくって、

 それでも諦めないで、4~5年ぐらい応募すると……


 電話がかかって来るそうです……?


 編集の人から……!?


『ちょっと書いてみないですか?』


 おお……!?


 ついに……ついに……!


 ここまで来ました……!


 苦節4~5年……!

 何でこんな苦行を始めたのか、わからなくなって来た頃に、

 ようやく花開きました!?


 感無量ですね!


 おめでとう……!

 貴方は、今までの【素人】から、

 今日から【作家未満】にランクアップしました!

 キタコレ!?


「へ?」


 そう思いますよね?

 ランクアップしたんだから【作家】じゃないの?


 いえいえ、世の中そんなに甘くありません! うふふ!


 これは、ある人に聞いた話なのですが、

 ここまで来てやっとスタートラインです!


 同じような境遇の作家志望の人が集められて、

 編集の人がダメ出しを直接してくれたり、

 仲間同士で、ここがダメだとか、この作品見た方がいいとか、

 作家志望同志で交流したりするそうです……!


 そうやって同じ境遇、力量の者同士

 切磋琢磨して腕を磨いて……!


 それから、お世話になっている出版社の公募に参加。

 まあ、いわゆる出来レースを経て、

 入賞……そして、デビュー!

 という形になるそうです……


 いやあ、全部でどんだけの年数かかるんでしょうね?


 スタートライン立つだけでも4~5年は経過していますから、

 6年……いや、8年ぐらい……?


 途中で、経済的に余裕がなくなったり、

 様々な理由で、筆を折っちゃう人もいるそうです……

 折角、4~5年かけてスタートライン立てたのにね……?


 まあ、親がしんだり、経済的余裕がなくなったら、もう……

 大抵の場合、どうしようもないですね……


 あ、もちろん、これは一例であって、

 18歳とか、それ以下の年齢でデビューしちゃう人もいますよ?


 でも、まあ、そういう人達は……ねえ?

 多分……恐らくは……コ……

 いや、わかりませんけどね……!


 あ、妄想で~っす!

 本気にしないで下さいねえ!?(滝汗)


 あ、あと残酷なこと言っちゃうと、

 4~5年頑張ったからといって、必ずスタートラインに立てるとは(以下略)


 ここで切ります。

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