世界設定
世界設定に関する資料です。第二部までのネタバレを含みますので、ご注意下さい。
■ 基本世界設定
このシリーズでは、遠未来の並行異世界を舞台にしています。
世界戦争が行われて近代文明が崩壊し、人々は中世期ごろまで退行した文明社会で生活しています。(鉄器はあり、貨幣経済も存在しますが、火薬・銃器・鉄道・電気などは存在しません。)
現在の中央~南~東アジア圏が主ですが、かなり人口は減少し、土地面積も(温暖化に伴う海面上昇のため)減っています。
神話や民族の習慣・衣装などは、その地方のものを参考にしていますが、脚色し、荒唐無稽になっています。
北方の草原には、黒目黒髪を持ち遊牧生活を営む〈草原の民〉が暮らし、
それ以外の地域では、紅毛蒼眼の〈新しき民〉が暮らしています。南へ行くほど肌の色が濃くなります。
キイ帝国: 皇帝が統治していますが、現在は幼いので、外戚であるオン大公が実権を握っています。
四方に将軍がいて、国土を守っています。西方将軍・リーと、北方将軍・ハンが、第一部・第二部で登場します。
ニーナイ国: 国土の殆どをタール砂漠に覆われたオアシス国。君主はおらず、通商を主に行います。軍隊もなく、たびたび北の〈草原の民〉から侵略を受けています。
ナカツイ王国: 君主制。国土の殆どがクド山脈周囲の高原地帯となっています。小さいですが、大陸のほぼ中心に位置し、海にも面しているため、比較的豊かな国です。
ヒルディア王国: 君主制。ナカツイ王国の東、キイ帝国の南に位置する、海と森の国。王国でしたが、キイ帝国から侵略を受け、衰退しています。
ミナスティア王国: 君主制。ニーナイ国の南に位置する国。未だ謎が多い。
■ 第二部終了時点での勢力図
リー・ヴィニガ女将軍はハン将軍と同盟を結び、オン大公に反旗を翻しました。
トグル率いるトグリーニ部族(トグルート)は、アルタイ山脈をはさんで東に暮らす同じ〈草原の民〉のハル・クアラ部族と同盟を結んでいます。
ニーナイ国の北に暮らす〈草原の民〉のタァハル部族は、キイ帝国のオン大公と同盟を結び、トグリーニ部族に対抗しています。




