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イジメられていた最強ですが何か?  作者: 千弥 瀧
第5章 人魔戦争編
66/110

62.開戦前3

あぁ~

頭の中じゃまぁまぁイメージしてたのにそれを文にするのが難しい

しかも戦争とか戦略とか全然思いつかないです

そんな中どうしようか悩みながら作っていると

イメージとだいぶそれちゃうんですよね……はぁ、難しい

「今回の、巷では人魔戦争と言われているこの戦争は、クルド一派が仕組んだものとクルドの手下から聞き出しました。クルドは人族の女神教の教皇、イウランと裏で繋がっていたようです。更にあの二人の上に誰かいるようですが、そこまでしか聞き出せませんでした。聞き出した相手は組織の中でもかなり上の立場にいるそうですが、それでもその人物に関しては何も教えられていないようで」


 イウラン…………、誰だったか?


「クロ君、イウランって言ったら、私たちが初めてこの世界に来た時に説明してくれたあの人だよ」


 俺が首を傾げていると美咲が説明してくれるが……。


「ふむ、わからん」


 そんな奴いたか?……いたかも……いたのか?……………………あぁ、あいつか。


「あのおっさんか。白装束のニタニタと気持ち悪い笑み浮かべて何か企んでた彼奴か」


 あのおっさん、ろくでもないこと企んでるなとは思っていたが、まさかこんな下らんことを考えていたとは。


「そう、そのニタニタ笑ってた気持ち悪いおじさん。あの笑み見ただけで鳥肌立っちゃったよ」


 なんだ、美咲も気づいていたのか。


「それで、今敵は、どこまで来てるの?」


「現在敵軍はヒモト和国の南端にあるミズトという港町に集まっています。そこに召喚された勇者23人と王国兵約2万5千人が滞留しています。そこで物資の補充をしているようで。進軍するまでにあと5日ほどでしょうか」


「5日か。魔人族の方の現状はどうなっているんだ?」


「今各町等から最低限の防衛力を残して兵を集めています。現状王都には9千ほど集まっていますがまだ全然足りません。なので姫様が戻られたら冒険者にも依頼を出すかどうか検討するつもりでした」


「9千……、それが全てじゃないんだろ?」


「はい。まだこちらについていない者も合わせると1万後半ほどでしょうか」


 足りないな。


「冒険者足しても足りそうにないな」


「はい。それに冒険者の質も兵士と比べると中級レベル。数の足しにはなっても戦力の足しになるかはわかりません」


 …………めんどくさいな。


「もういっそのこと俺が皆殺しにしてやろうか」


「皆殺しって……」


「クロ君容赦ないなあ。同級生もいるのに」


「あいつらのことは知ったこっちゃねぇよ。生きようが死のうがどうでもいい。俺の不利益になる様なことするんだったら潰すけど」


 今回は俺の不利益になるような場合に入る。俺がまぁまぁ気に入っているエマの国に攻めるって言っているんだ。

 それにどうせあいつら、魔人族のこと何も知らないで魔物と同じように考えているんだろう。実際人間とほとんど変わらないと知って戦えるのやら。


「できれば皆殺しはよしていただきたいです。今回の事件の前までは少なからず人間とも交友できて仲が良かったのです。私たちにはむやみに人間を害する気はありません。この諍いを終わらせて前のような関係に戻りたいのです」


 元の関係か。


「今の状況からだと難しそうだな」


「一度できた溝は、簡単には、埋まらない」


 その溝を埋めるには。どうするのが最善か。


「共通の敵。一時的にでも協力し合えば人族も国の情報がおかしなことにと気づくんじゃないか?」


 人族では魔人族が襲ってきているという情報が広がっているようだが、こちらに敵意がないことを知ればその情報を少しでも疑うだろう。


「ですが、そう都合よく共通の敵が現れるとは思えません」


「そりゃこんな時に現れるなんてはなから期待しちゃいない」


「ではどうするのですか?」


「簡単なことだ。いないのなら作ってやればいいんだ」


 人族と魔人族が協力しなければ倒せないような強敵を。


「少々の犠牲は覚悟してもらうがな」

何か使えそうなネタとかないですかね?

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