表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/110

55.迷宮第200層

 俺たちは120層を超えようやく200層目に到着した。

 あ?美咲が出てない?尺の都合だ。


 200層目はとにかく広い部屋だった。何もない。真っ白な部屋。


 この層の前、199層も同じようにだだっ広い部屋だ。その中には牛と馬が二本足で立っていた。牛頭と馬頭だな。地獄の獄卒とか言われているあれだ。その牛頭馬頭がそれはもう強い。いや、俺から見ればカスなんだが。


 ステータスは1000越えでかなり強い。そんな牛頭と馬頭(本名カウヘッドとホースヘッド。まんまだな)をスズ、ミサキ、ゼロ、ついでにエマが協力して倒した。


 ちなみに現在のステータスは……、


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前{}スズラン Lv.521


種族{}獣人孤族


年齢{}15


称号{}魔物殺し 異端の物 嫌われ者 人斬り 精神強者 魔物の敵 


職業{}冒険者


体力{}1556/1556

魔力{}1741/1741

敏捷{}1844

筋力{}1601


スキル{}白狐の恩恵 ??????


属性{}火 水 光

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前{}山城美咲 Lv.519


種族{}人


年齢{}17


称号{}勇者 魔の天敵 魔物殺し 魔物の敵


職業{}勇者


体力{}1587/1587

魔力{}1698/1698

敏捷{}1712

筋力{}1642


スキル{}言語理解


属性{}光 水 火 風

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前{}ゼロ Lv.612


種族{}魔族


体力{}1620/1620

魔力{}1655/1620

敏捷{}1634

筋力{}1701

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前{}エマ・S・ハイアット Lv.501


種族{}魔人族


年齢{}20


称号{}魔王 魔物殺し 魔物の敵 


職業{}魔王


体力{}1400/1400

魔力{}1513/1513

敏捷{}1619

筋力{}1521


スキル{}


属性{}火 闇

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


 と、なっている。


 正直、こいつら強すぎる。

 並みの魔物なんてデコピンで消し飛ばせる。

 スズや美咲は強くなるのはわかるがエマまで強くなれるとは思っていなかった。普通じゃ無理だがロベリアやミサキに無理やりやらされてたからな。正直可哀想だった。


 まぁこんな奴らと殺り合った牛頭馬頭は手も足も出ず嬲り殺されていた。愉快だった。


 さて、そんなこんなで現在200層。魔物が見当たらない。

 さぁって、どうするか。


 俺がそう思っていると急に部屋の中心が輝きだした。


 俺たちがその輝きを警戒しているとゆっくりと輝きが小さくなっていった。そしてその中から一人の女性が現れる。


「よくぞあのホースヘッドとカウヘッドを倒しここへ参られました勇者様方!さぁ、邪神を倒す旅に出ましょう!」


 現れた女性はそんなことを芝居がかった仕草で言ってくる。

 とても胡散臭い。


 セリフだけ聞けばよくある物語の冒頭の様。奇麗な女神が勇気あるものにそう声をかけ邪神を倒す旅に出るような。しかしこの女性、というかおばさん。凄い化粧濃い。けばい。しかも笑ってる顔が下種い。明らかに悪役が浮かべる笑みだ。

 そしてなぜかロベリアが嫌そうな雰囲気を醸し出している。


「どうかしたのかロベリア」


 とりあえずおばさんは無地してロベリアに問いかける。


「いやぁ、こいつ、昔の知り合いでな。仲が悪い。殺したいほどに」


 おぅ……。


「え、その声!まさか……ロベリアっ!?」


 おばさんもロベリアのことに気づいたようだ。マジで誰なんだこいつ。ロベリアって最近まで封印されていたような?何千年も。しかも昔の知り合いって。いったいこのおばさん何年生きてんだよ。おばさんっていうかおばあちゃんだったか。


「なぜお前がここにいるのっ!お前はあたしが封印したはず。あれは下等種では解くことはできないはずだ!」


 あ?あたしが封印した?もしかして……。


「クロと出会ったときに私を封印していたあれはこやつの仕業じゃよ」


 こいつが、あれを……?


「お、おおl?どうしたんじゃクロ!?」


「クロ君、怒ってる」


「実は、クロ。ロベリアを、封印していたあれ。とても怒ってた」


 当たり前だ。あんなもの……俺でさえすべてをめちゃくちゃにしたくなるほどの負の感情。あれは、理性のある者を対象にしていいものじゃない。


「おい、婆ぁ。ちょっと、死んどけ」


「き、貴様ぁ。この美の象徴とうたわれる私を婆ぁだと!?下等種がぁ……」


「あ、アビス?やめといたほうがいいぞ?」


「黙れロベリア!この下等種は残虐な方法で嬲り殺しにしてやるわ!」


「ほぉ、残虐な方法で?嬲り殺し?上等だ……自分から死にたくなるような目に合わしてやらぁ」


 ロベリアが味わた以上の苦痛を味合わせてやる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ