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31.ロリコンだ

更新遅れてすいません


⚠︎残酷な表現あり⚠︎

今回の話は初めの方にかなりグロテスクな表現があると思うのでそういうものが苦手な人はお気をつけください

魔大陸北東部に位置する平原で地獄というには生温すぎる処刑が行われていた。


「GIYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA‼︎‼︎‼︎」


平原におおよそ人のものとは思えない絶叫が走る。


「やめでぐれぇ。だのむ…ゆるじでぐれぇ。なんでもずるがらぁ…いギャァぁぁぁ。いだいいぃ。あ、あじがぁ、腕がぁ。ぎもじわるいぃぃぃぃぃ。だのむだのむだのむだのむゆるじでゆるじでゆるじでだのむからゆるじてくでぇぇぇぇぇっぇぇ!」


聞くだけで体が震えるほど恐ろしい悲鳴。その悲鳴を上げているのはスズたちを性奴隷にするとかほざいていたクルドだ。


クロに死刑宣告されてから2時間。気絶することも許されず手足をもがれ、無理やり変な方向に接着され、手足の爪を剥ぎ回復し剥ぎ回復しを500回ほど繰り返し、舌を切られ火で傷口を焼かれ無理やり接着し、内臓を掻き回され引きちぎられ回復させられを何十回か切り返し、眼球を抉りだしまた回復させるのを50回ほど繰り返し、指を千切りにし回復し、肉を抉り無理やり自分の肉を食わせまた回復し、髪を引き抜き回復し、鼻の穴や耳、ヘソなどに影で作った百足を入れたり、影で作ったゲジが1500匹程いる穴に手足をもいだまま突っ込んだりを永遠と繰り返していた。気絶しようとしてもその前に衝撃を与え気絶しないようにし地獄よりも恐ろしい処刑が行われていた。


処刑が終わったのはそれから1時間後。肉体は死んでいなかったが耐えきれずクルドの精神は死んでいる。文字通りのクルドの抜け殻が平原に横たわっていた。唾液や尿、涙や鼻水などを垂れ流し瞳孔は開ききっていて、だがまだ心臓は動く。何をされても反応などせずただ空を見上げている。


「死刑といったがこれぐらいで許してやる。感謝しろ」


肉体だけとなったクルドはその言葉に反応しない。


「ん〜、やりすぎたか?」


「やりすぎ…だと思うよ。私でも、ちょっと引いた」


「く、クロは怒らせちゃいけないな、うむ。ちょっとどころかかなり引いたぞ」


「クロ君はぁはぁ。あの表情、ゾクゾクするぅ……。目の笑わない笑顔……かっこよすぎるよぉ〜」


「み、ミサキはズレすぎ…」


「主怖すぎるじゃろ……」


仲間の反応を見ながらやりすぎたと反省する。


(だが美咲、俺が言うのもなんだがお前はおかしい)


反省し終えたクロは仲間以外の存在に目を向ける。目があった魔人族の兵士はその場で瞬時に気絶する。


先ほどまで地獄より恐ろしい光景を作った者だ。兵士たちの畏れは半端ではない。


だがその中で1人、クルドと対峙していたエマだけは目があっても気絶はしなかった。催していたが。


「ぴっ、ふぇ、ふえぇぇぇぇ…。うぇぇええええ、いたいのいやぁぁ」


泣くのと同時に漏らしてしまう。兵士ほどではないが漏らしてしまうほどクロが怖かったようだ。


「何もしねぇよ。何にもしてないだろお前は」


「ふぇっ、グスっ……。本当、に…?」


「しないしない」


「痛いこと、しない…?」


「大丈夫だぞ。だから泣くな」


そう言って優しく頭を撫でる。


「…うんっ、わかったの。エマはもう泣かないのっ」


「偉い子だ」


エマの頭をもう一度優しく撫でる。


「〜〜〜♪」


少女は目を細め気持ちよさそうに頭を撫でられる。


「……可愛い。飴、いるか?」


「っ、いるのっ!アメ欲しいのっ」


アイテムボックスに入れていた飴を取り出し少女にに見せると「バッ」っという効果音がつきそうなほどの勢いで飛びつく。


「あ、甘いの。美味しいのぉ。ありがとうなの、おにぃちゃん!」


和む。超和む。たとえ周りに気絶した鎧を纏う大柄な男どもが何百といたとしてもこの笑顔を見れば全て忘れられる。


「クロ、ロリコン?」


「なぁスズ。子供ってさ、可愛いし、小さいし、表情豊かで可愛いし、小さいし、可愛いし、無邪気だし、笑顔とか天使だし、癒しをくれるし、見てると元気でるし、はにかんだような笑顔見たら抱きしめながらずっと撫でてあげたくなるし、穢れ(けがれ)がないし、怒ったり泣いたりしても可愛いし、無限の可能性を感じるし。まぁ分かりやすく言うと、俺は子供が好きだ。こんな生物嫌いになれるかよ」


「………ん、小さい子は、可愛いヨネ」


「ク、クロはロリコンだったのか……ん?待てよ。妾の見た目ロリだしこれはひょっとして……」


「クロ君……わかるよ、小さい子可愛いもんね!」


「主から犯罪の匂いがする……従者として止めるべきなのだろうか……」


「ひ、姫様いけません!その様なて、敵かも分からぬ輩に飴を貰ってわ!」


「「「「…だれ?」」」」


突然現れた聞いたことない声の出処へ視線を向けると兜を脇に抱え及び腰になりながらも少女の前へと歩角の生えたよう女魔人族がいた。


「えー、アナなんでなの?おにぃちゃん優しいの!アメくれたの。すっごく美味しいの!」


「くっ、今はロリモードですか。仕方ないですね。エマちゃん、知らない人から無闇に物をもらってはいけませんよ?そういう人は大概悪い人ですから知らないとこに連れてかれちゃいますよ?」


「エマ連れてかれちゃうの?おにぃちゃん悪い人なの?」


「おいこら、だれが悪い人だ。俺は小さい子を可愛いと思える善人だ」


「っ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!申し訳ございません舐めた口聞いてしまい本当に申し訳ございませんでしたぁ!」


クロがアナと言う女に話しかけるとアナは一瞬で地面に頭をこすりつけて謝ってきた。


「アナなんで謝るの?やっぱりおにぃちゃんが悪い人だからなの…?」


「違うぞ!俺は悪い奴じゃない。だからあんたも顔上げろ。エマ?で良いのか?が心配する」


「はっ、はいぃぃぃ!お許しいただきありがとうございます!!!」


またしても頭を下げそうになったアナの顔面を掴み無理やり顔を上げさせる。


「あげろって言っただろ。もしそれ以上下げようとすんなら……生涯首の曲がらない人生にしてやろうか?」


ちょっときつめに睨みアナへという。


「は、はい!全力を持って頭を下げない様にします!!」


「それで良い、それでちょっと聞きたい事があるんだが」


「そ、それでしたら王城にお越しください!是非おもてなしをさせて頂きます!」


「そうか。んじゃその王城とやらに案内してくれ」


「はいっ。全力を持って案内させて頂きます!」


それからアナは気絶している軍人達に伝言を残し、エマと俺たちを連れて歩き出した。

前に書いた通り(第7話オークと男女、参照)クロはロリコンです!

因みに作者も子供好きです!子供可愛すぎます

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