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26.思い出す

すいません、履歴書やら何やら書類とか書かないといけなくて

遅れました。

すいません


それといつの間にか10万PV超えててすごく嬉しいです!

ありがとうございます!

クロがゼロという名前をデュラハンにつけている時。4人の美男美女(言わなくともわかるだろうが美咲達だ)が先ほどまでのクロ達の戦いに絶賛呆然としていた。


「「「「……………………………………………………」」」」


綺麗に4人とも口をだらしなく開き地形の変わった景色に未だ理解が及んでいないのだ。


それから数十秒すると美咲が1番に起きた。


「ハッ、……な、なんなのかな……これ。…ここ、さっきまで草原だったと思うんだけど……」


王都は周りを何もない草原に囲まれるようにあった。それが今では小山ができ、池ができ、大きなクレーターができと先ほどの草原の面影など一切ない。


クロとゼロの話が終わったとき。


「と、兎に角今はこの光景の事は置いといて…、ユ「クロー」「クロ、怪我はないかの?」


「え、ちょ。ユ「あぁ、大丈夫だぞ。怪我はかすり傷程度だし、大体治ったし」


「な、ユ「そうかそうか。それは良かったのじゃ。それと妾とも遊ぶのじゃ!」


「ユ「遊ぶのはまた今度な」


「うぅ………グズっ」


「く、クロ。この人、泣いてる、けど」


「ん?さっきから何か言ってたが…お前(・・)、もしかして俺に用があったのか?」


「うぅ、やっと相手してくれた……。ユウくんずっと無視するし…。それにお前って、酷いよ。美咲って呼んでよ」


「え?ユウくんって誰だ?それと美咲…って?」


「え、な、に言ってるの、ユウくんはユウくんだよ?それに美咲は私だよ?まさかこの1ヶ月で忘れちゃったの?そんなわけないもんね。ユウくんが私を忘れるなんて……」


「…なんか懐かしい気もするが覚えてないな。人違いじゃないのか?」


「は、なに言ってるの…私だよ?美咲、ユウくんの幼馴染の……」


美咲の瞳が段々と潤み出す。


「うそ、だよね?グスっ、わ、たし。ずっとユ、ウくんの事…考えてたのに、ヒグッ……たった、1ヶ月で、ヒグッ、わた、しの事…忘れちゃったの?」


遂に美咲の瞳から雫が零れ落ちる。


「すまんな、俺はお前のことし「クロ!」…なんだスズ?」


「この人、もしかして、クロの、記憶がなくなる前(・・・・・・・・)、の知人じゃ、ないのかな?」


「あー、そっか。そういや俺記憶なかったわ」


「そういうこと忘れるって、おかしいと、おもう」


「俺にとっちゃそこまで大事なことでもなかったからな。スズといる方が良かったからな」


「記憶、がなくなる?どういう、こと?」


「俺約1ヶ月前に記憶なくしてるんだよ。だからそれ以前のこと覚えてないんだよ。そうだな、いい機会だ。記憶取り返してみるか」


「は?取り返すって、どうやって……」


「クロ、また、何かするの?」


「む、またって……なにかわかりあってずるい……」


美咲がスズに嫉妬しているとき。


(シルス。俺の記憶、治せるか?)


『治せますよ。治しますか?』


(あぁ、たのむ)


『ではいきますよ』


シルスの言葉をきっかけに何か、ぽっかりと穴が空いていたような感覚がじわりじわりと埋まっていく感じがする。


暖かく気持ちのいい、それを感じるたびに思い出す。全てを、自分が地球に生まれ、日本で育ち、幼馴染の美咲と共に遊ぶ日々、小学に入学し、中学生になり、あっという間に高校三年生。そんなある日突然このリベアに召喚された事。


「あぁ、思い出した。懐かしいな、美咲・・。あー、そ言う事か。ヒモトを見たときの懐かしさ。和風建築か……。なんだよ、前の俺ってこんな奴だったのか、ハハッ」


「え、美咲って……、もしかして、おもい、出したの?」


「すまなかったな、約束忘れて」


「うぅ…ゆ、ユゥくんっ!」


瞳に涙を溜めながらクロに飛びつこうとする美咲、だが。


「ダメ」


ヒョイッ


「え、ちょ、グビャッ」


クロへ向かって飛んだがスズがクロを引っ張り美咲をかわす。突然の事に美咲は反応できず顔面から地面にダイブする。そして奇妙な呻き声を上げる。


「お、おい、スズ。どうして引っ張ったんだ?」


「当たり前。私は…クロの彼女(・・・・・)。知らない女が、抱きつこうとした。守るのは、当然」


恥ずかしがりながらもクロの彼女を強調するスズ。


「な!く、クロっていうのはユウくんの事だよね?」


顔面ダイブから復活した美咲がクロに詰め寄る。


「そ、そうだけど。クロってのは記憶がなく名前がなかった俺にスズが付けてくれたんだ」


「え、じゃ、じゃぁ。クロの彼女、っていうのは?」


「俺とスズは付き合っているんだ。3週間前ぐらいから。」


「え、うそ……じゃぁ私は……」


またもや涙目になり始める美咲。そこへさらなる爆弾が。


「それとロベリアもそのうち、クロの、彼女になる」


「ちょまて!そんな予定俺には「は、ハーレムなの⁉︎彼女沢山なの⁉︎」


クロが抗議する前に美咲が身を乗り出す。


「クロは強い。そして、強い人は沢山、好きになられる。強い人、イコール、ハーレム!」


スズがなにやら興奮したように語りだす。


「だから、クロが何人、妻を持とうが、それは仕方のない、こと」


「ゴクっ」


そしてそれを興味深そうに聞く美咲。


「クロは、最強。だから、ハーレム、なのっ!」


「お、おぉぉ!」


「そうじゃ!じゃから妾ともスズとしたようにピーでピーなピーピーピーピーピーーーーーーーを所望する!」


「ちょおい!なに言いやがる!」


「わ、私はそんな事まで、してない!」


「お?そこまでとな?ではどこまでしたのじゃスズよ?」


「そ、その……ピー、まで……。うぅ////」


「おいスズ!なに暴露してんの⁉︎恥ずかしいなら言わなければいいじゃねぇか!」


「う、嘘だ。私がいない間に、ユウくんは大人に。ピーをしてピーでピーなピーピーをピーーーになってピーピーピーピーピーピーピーーーピーピーピーピーピーピーピーピーピーーーーピピピピピピピピピピ!」


「ま、まてよ。美咲ってそんな奴だったか?規制大変なことなってるぞ?てかそんな事してないから!」


その騒ぎは10分ほど続き、終わる頃には思考がやっと追いついた奴が現れ始めた。

そして全員が落ち着いた時、さらなる大騒ぎになるのだった。

主人公クール系で行こうと思ったのに

全然クールじゃなくなって来た。

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