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17.ヒモトのち異常

リーバルを出発して2週間が経ってクロたちはヒモトの首都についた


「いや〜すっげぇな。ガラッと雰囲気変わってやがる。それにしてもどっかで見た事のある風景だがどこだったかな?」


ヒモトの首都は殆どの家屋が木材で出来ており屋根は瓦か藁葺き屋根だ。

だが所々洋風が混じっていて日本人が見たら凄い違和感を感じるだろう。


「もしかしたら、クロの故郷、ヒモトの方かも?」


「ん〜、違うと思うぞ。なんだか見覚えのある風景だが所々に違和感を感じるし」


「そうなの」


「あぁ、まぁいいさ。さっさと宿とってギルドに魔石売りに行こうぜ」


「そうだな、来るまでにかなり狩ったからな。クロがいなきゃ全ての魔石を拾ってくることなんか出来ないしかなりの額になると思うぞ」


「本当ね。クロくんすごく便利。一家に1人は欲しいわね」


「俺は家具やペットじゃねぇよミーシャ」


「アハハ。ごめんごめん」


そんなたわいもない話をしながら宿屋を見つけ部屋をとる。

部屋にそれぞれの荷物を置いてすぐにギルドへと向かう。


そしてギルドの受付には……


「いらっしゃいませ〜。どのようなご用件でしょうか?」


……リーバルにいた受付嬢が座っていた。


「…なんであんたがいるんだ?」


「如何しました?」


「なんでリーバルにいたあんたが俺たちの前にいるんだ?」


「私はリーバルと言う所には行ったことはありませんが……もしかして私の姉かもしれませんね。確か姉がリーなんとかって所で働くことになったと聞いていますが」


「あ、姉?なんだ、お前達は双子だったのか…」


「いえ、違いますよ。私の双子の姉はあちらにいます」


そう言って受付嬢が差した方にはもう1人同じ顔をした受付嬢がいた。


「マジかよ…どんだけにてんだ……」


「まぁそれは置いといて今日はどのようなご用件で?」


「あ、あぁ。魔石を売りに来たんだ」


「魔石ですか?ではここにお出しください」


「ここでいいのかちょっと量が多いいぞ」


「大丈夫です」


「そうか」


俺はローブの中に手を入れその中から魔石を取り出してるように見せ、アイテムボックスから魔石をどんどんだす。


みるみる受付嬢の顔が引きつってくる。


「す、すみません。此方が想定してたより魔石の数が多いいようなので隣の部屋で出してもらってもいいでしょうか?」


「あぁ、いいぞ」


俺は出した魔石をしまい隣の部屋へと向かう受付嬢についていく。


隣の部屋につい他のでローブの下でアイテムボックスを開き一気に魔石を落とす。


ゴトゴトゴトゴトッ


「ひゃっ!」


魔石の落ちた音に驚いた受付嬢が飛び退きながら此方を向く。


「な、なんの音ですかこれh……ってなんですかこの量の魔石は!」


アイテムボックスから落とした魔石は軽く200を上回っており様々な大きさの魔石が転がっていた。


「この魔石の鑑定を頼む」


「この量の魔石をどうやってとってきたんですか⁉︎て言うか何処からだしたんですか⁉︎」


「この魔石はここ2週間ギルドに売れず溜まっていた魔石だ。何処に持っていたかは秘密だ」


「そ、そうですか……。ちょっとこの量の魔石を全て鑑定するのは時間がかかるのでまた明日来てもらってもいいですか?」


「あぁ、構わない。だが5、6個だけでも今すぐ鑑定してくれ」


「は、はい。わかりました。ではロビーの方でお待ちください」


俺は部屋を後にしてロビーで待っている仲間の元へ向かう。


「お、戻ったかクロ。どうだったよ、受付嬢驚いてただろ」


「あぁ、かなり驚いていた」


「そりゃそうよ。あの数の魔石纏まってみることなんかそうそう無いのに」


「ん。少しかわいそう」


「やっぱあの量の魔石をすぐ鑑定することは出来ないから明日また来てくれって。今日のとこは5、6個魔石を鑑定するからロビーで待っててくれってよ」


「ま、そうなるわな」


ロビーで談笑しながら待つ事10分、受付嬢が戻ってきた。


「鑑定終わったか?」


「はい。今日の分、6個分の魔石の値段は127000ルドになります」


「おう、せんきゅ」


受付嬢から金を受け取り俺たちはそのまま宿に戻った。



宿に着いた頃には空は赤く染まっていた。

帰ってすぐに食堂の席に着き各々料理を注文する。


「いや〜疲れたな」


「本当ね、あの数の魔物と戦いながらここまで来るのは凄く精神を削るわ」


「だがそのおかけで凄く強くなれただろ」


「ん。初めの頃の私達とは大違い」


「あの頃の俺たちはこの約1ヶ月でここまで強くなるとはおもわねぇだろうな」


そう。俺たちはヒモトまでの道中何度も魔物と戦い勝利し強くなっていった。ギルドで出した魔石はその一部でしか無い。アイテムボックスにはその4倍の魔石がまだ眠っている。


その結果もあって俺たちは物凄く強化されたのだ。その結果がこれだ。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前{}スズラン Lv.50


種族{}獣人狐族


年齢{}14


称号{}魔物殺し 異端の者 嫌われ者 人斬り 精神強者 魔物の敵


職業{}冒険者


体力{}150/150

魔力{}170/170

敏捷{}180

筋力{}156


スキル{}白狐の恩恵


属性{}火 水 光

□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前{}ジン Lv.52


種族{}人


年齢{}20


称号{}魔物殺し 人斬り 魔物の敵


職業{}冒険者


体力135/135

魔力100/100

敏捷100

筋力140


スキル{}


属性{}雷

□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前{}ミーシャ Lv.48


種族{}人


年齢{}20


称号{}魔物殺し 人斬り 魔物の敵


職業{}冒険者


体力120/120

魔力130/130

敏捷112

筋力102


スキル{}


属性{}火、水、土

□□□□□□□□□□□□□□□□□□


全ての数値が100を超えている。凄く成長している。

だがそれ以上に成長……いや、成長というレベルでは収まらない奴がいる。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前{}クロ Lv.67


種族{}人…?


年齢{}18


称号{}巻き込まれた者 格上殺し 魔物殺し 記憶を失いし者 影使い 恐怖に慣れし者 痛みに慣れし者 壁を乗り超える者 異常者 理に介入する者


職業{}冒険者


体力{}75381/75381(230)

魔力{}55218/55218(212)

敏捷{}64700(201)

筋力{}76811(221)


スキル{}(言語翻訳 ステータス補正 鑑定 アイテムボックス 限界突破 隠蔽 手加減)


属性{}無


※( )の中の数字は隠蔽スキルの効果。クロ以外の者がステータスを見ると( )内の数字が表示される。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□


おかしい。本当におかしい此奴は。


此奴がこうもおかしくなってしまった理由は、旅に出て3日経った頃に戻る。


主人公強くなったね。

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