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10.パーティーとオーク討伐

ジンとミーシャの付き合う話はまた今度出します

俺とスズが夜を一緒に過ごした次の日ジンとミーシャも何事もなく付き合えた。

なぜかその日ミーシャを狙ったやつが沢山いた。それはもう数歩歩けば声をかけられそうになるほど。だから俺とスズが陰でボディガードをしていてよかった。じゃなきゃそれどころじゃなくなっていただろう。


その日を乗り越え俺は新しく手に入れた魔法、自影召喚サモンアバターを試すついでに依頼を受けていた。


その依頼はオーク狩り。オークを3体討伐してくれと言うものだ。

この依頼を俺、スズ、ジン、ミーシャの4人で受けた。


ジン達とは街までの案内をしてもらうだけの間柄だったのだが、俺達とジン達とは相性が良かったのでパーティーを組むことにした。


街から2、3時間程歩いたとこにある村の畑が最近荒らされており、犯人を探ってみた結果オークが3体見つかったそうだ。


今はその村で依頼内容を確認している。

オークの数は違うオークが確認されたことによって5体に増えていて一匹20000ミル、

5体倒して100000ミルだ。それを4人で分けて25000で山分けだ。


村長に話を聞いた後森に入りオークを探し出した。

俺は影を補足する手(シャドーハント)によって集めた鳥や小動物の影を影召喚サモンシャドーでそこらじゅうにばら撒いて探している。


「ここから北に2体、南に2体、東に1体いる。まずは身軽な一体の奴を1、南を2、そして北で攻めよう」


「わかった」


「OK任せろ!」


「わかったわ」


「俺はできるだけサポートにつく、メインの攻撃はジン、ミーシャは遠距離メイン、スズは両方のサブを務めてくれ。俺は周囲の警戒と危険な時の補助をする」


「俺たちに合わせてもらってサンキューな」


「俺たちはパーティーなんだ。1人だけ強くてもダメなんだ。1人暴れてたら仲間に危険が及ぶ可能性がある。だからこそ連携が大事なんだ」


「そうね、私たちも頑張らなきゃ。いつまでもクロ達に甘えてくってわけにはいかないもの」


「だな、んじゃ張り切るか。クロ、いざって時は頼むぜ」


「あぁ、任せろ」


「私も頑張る」


「あぁ、スズが一番疲れる役だからな。疲れたらいつでも言えよ」


「ん」


「じゃ、合図したら開始だ。各自持ち場につけ」


「んっ」


「おぅ」


「はい」


全員が持ち場についたことを確認して事前に決めておいたハンドサインを送る。


(…3…2…1…GO!)


草むらからジンが大剣を下から上に振り上げながら突撃する。


「うりゃあぁっ!」


オークはそれにギリギリ気づき致命傷は避けれたが剣先が腕にかすってしまった。そのせいで体勢が崩れたたらを踏みながら後退するがすでに後ろではミーシャが魔法を放つ準備をしている。


「炎よ。我に力を、貫け!フレイムアロー!」


ミーシャのそばに矢の形を模した炎が3つ現れる。炎の矢はミーシャのそばから素早く飛び出しオークの足に刺さる。


「ブギャァ!」


オークが悲鳴を上げながらこける。そこに素早くスズが接近し短剣で脇を切る。


「プガギャ!」


またしても悲鳴をあげるオークに大剣を頭上に構えたジンが勢いよく振り落とす。だが流石に討伐ランクが高いだけあってそれを転がるように避け立ち上がる。手に持った棍棒を振り上げ、大剣を振り落としたままの体勢のジンを叩きつけようとする。


だが、ミーシャがそれを許すわけもなく魔法で攻撃する。


「水よ力を。アクアボール!」


水の玉がオークの顔面にぶつかり邪魔をする。その間にジンがオークの攻撃範囲から逃げ出す。


「ジン!さっきのは無謀だ!まだ敵が重症を負ってないのにスキのありすぎる攻撃は控えろ!」


「おう!」


「スズはいいタイミングだったが、アキレス腱を切っておけば更にダメージを与えら動きを阻害できたはずだ!狙う箇所はリスクが一番低くかつダメージの大きい箇所を瞬時に見抜け!」


「んっ!」


「ミーシャの魔法はいいタイミングだった、そのまま続けて地道にダメージを与えていけ!現状近くに魔物はいない!十分時間はあるから着実に追い詰めていけ!」


「「「了解!」」」


俺は時々こんな風に指摘しながら危険だと思った時は助けながらオーク1体を7分かけて倒した。


「まぁいい感じの連携だったな。次の相手は2体、俺が一体、3人が1体な」


「ふぃぃ、疲れたなぁ。でもオークを倒せちまうとわな。もうちょっとかかると思ってたんだけど」


「あれだ、ジンとミーシャが勝てなかったのは人数が少なく1人が受け持つ役割が多く戦いに集中できなかったからだ。だけど今は俺とスズがいる、俺が警戒、スズが全体のフォロー、ジンが接近メイン、ミーシャが遠距離メインと自分のことに集中できるからな


「そうね〜、今回は凄くやりやすかったもの」


「ん、仲間は大事」


「そういうこと、んじゃ残り行きますか」


「「「了解」」」


次の獲物は南のオーク2体、戦い方はさっきと同じだが1体多いのでそれを俺が受ける。


ついでに新しい魔法、自影召喚サモンアバターを試してみる。

魔法を発動すると俺の影がもこっと膨れ出して。そのまま待っていると段々形がわかってきた。人型だ、俺と同じ背で真っ黒なせいで立体版棒人形みたいだ。


そいつは意思がある様だ。だけど俺の命令を無視することはない。動いて戦おうとすれば一緒に戦ってくれるので有難い。


元々は俺の影なので俺自身でもあるという事だから、凄く連携がしやすい。俺がこうして欲しいと思う前に動いてくれるから凄くいい連携が取れる。


そして、慣れた事もあり簡単にオーク討伐が終わり、村長から報酬をもらった。


帰る途中戦闘時の話を聞いてレベルアップしたらしいので鑑定してみた。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前{}(井鷹悠二)クロ Lv.36


年齢{}18


称号{}巻き込まれた者 格上殺し 魔物殺し 記憶を失いし者 影使い 恐怖に慣れし者 痛みに慣れし者


職業{}冒険者


体力{}120/120

魔力{}110/110

敏捷{}124

筋力{}95


スキル{}言語翻訳 ステータス補正 鑑定 アイテムボックス


属性{}無


魔法{}影を補足する手(シャドーハント) 影の使用者(シャドーユーザー)影の収集者(シャドーコレクター) 影召喚サモンシャドー自影召喚サモンアバター

□□□□□□□□□□□□□□□□□□


おぅ、結構上がってるな。


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名前{}スズラン Lv.22


種族{}獣人狐族


年齢{}14


称号{}魔物殺し 異端の者 嫌われ者 人斬り 精神強者


職業{}冒険者


体力{}72/72

魔力{}81/81

敏捷{}80

筋力{}73


スキル{}白狐の恩恵


属性{}火 水 光

□□□□□□□□□□□□□□□□□□


スズめっちゃ強くなってんだけど…


□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前{}ジン Lv.20


種族{}人


年齢{}20


称号{}魔物殺し 人斬り


職業{}冒険者


体力60/60

魔力52/52

敏捷60

筋力71


スキル{}


属性{}雷

□□□□□□□□□□□□□□□□□□

名前{}ミーシャ Lv.20


種族{}人


年齢{}20


称号{}魔物殺し


職業{}冒険者


体力56/56

魔力65/65

敏捷58

筋力63


スキル{}


属性{}火、水、土

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2人もあった時より結構上がっている。

多分スズの白狐の恩恵のおかげなんだろうなぁ。


このステータスの事を教えたら3人とも結構驚いてたりした。

ところどころ修正しました

魔法名つけたり変えたり魔法自体消したり

矛盾してるとこがあったり変なとこがあったらコメントお願いです

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