--th day
弱?グロ注意
読んでるだけだとセーフ。深く考えるとアウト。
そんなレベル。
目を覚ます。暗闇。じわじわと眠る前の記憶が戻ってくる。
そうだ、布団掛けられたんだ。
いつまで、そうしていただろうか・・・。自分で布団をどかす事もしないで。
少女の気配は無い。・・・来ない・・・。
それでも自分では何もしない。
まだしばらくそのまま。少女が来るまで。
すると、部屋に近づく足音。が、その足音はこの部屋を通り過ぎ、遠ざかっていく。
その足音は少女のとは、また違った音。だと思う。
「目が覚めたね、お兄ちゃん」
不意に少女の声。布団のせいで顔は見えないはずなのに。
俺が起きている事は、わかるらしい。
布団を剥がされる。
ずっと暗闇だった為か、前よりも明るく感じた。
どうして、扉の音無く部屋に入ってこれたのか。どうして顔も見えていないのに、起きているのかわかったのか。
そんな事を考えるのは、もう止めた。どうせ考えたところで、答えなんか出るわけ無い。
ここでの考えなんて無意味。
現実とは隔離された非現実。そんな感じの現実。
「待っててね。今、ご飯持ってくるからね」
言われた通り待つ。微動だにせずに。
そして持った来られたご飯。上には肉・・・だろうか。
焼かれた肉にしか見えない物が乗っている。
少女が言うには、焼肉丼らしい。なので肉。 おいしそうだ・・・。
いつも通り食べさせてもらう。
食べ終わると、少女が口を開く。
「おいしかった? それね、お兄ちゃんの身近な人のお肉だよ」
俺の・・・身近な人・・・。
「お姉さんのだよ」
・・・ああ・・・。姉ちゃんのか・・・。
それ以上なんとも思わない。
姉ちゃんの・・・か・・・。
「おいしかった?」
こくり、と小さく首を縦に振る。
それを見て少女は嬉しそうに去っていった。
またも一人。もう慣れた。
一秒、また一秒と時間が過ぎる。
長いのか短いのか。速いのか遅いのか。
俺は寝そべって何もしない。ただ天井を見つめるだけ。
残酷描写あり。って入れといた方がよかったかな?
抑え目に書いてるからいいよね? 大丈夫だよね?
大丈夫という事にしておこう。