4th day
「・・・・・・」
いつも姉の声に起こされる俺が、珍しく一人で起きた。
俺でも早起きできるんだな・・・と思いつつ時計を見る。
8時29分
「ちょっ! 姉ちゃん何やって・・・。まあいいや・・・どうせ行きたくないし」
外に出るとあの少女がいる。絶対に。俺が行くところ全てに。
「・・・それにしても、なんで起しに来ないんだ?」
気になり姉の部屋の前へ。
ノックをして、呼びかけてみるが・・・無反応。いないのかと思い、立ち去ろうとするが
足が動かない
「・・・部屋に入れと言うのか、俺の足よ」
『ここまで来たんだ。入らなくてどうする』 と、無言で言っている。
禁断の領域。
意を決して、その領域に足を踏み入れる。一言、ちゃんと言ってからだ。
「は、入るぞ姉ちゃん・・・」
姉の香り。部屋に充満している。姉はというと・・・
「寝てるのかよ・・・」
フラグ成立。スヤスヤと気持ち良さそうな顔をして眠っている。
これでパジャマがはだけていたりしたら・・・なんて考えないわけがない。
まあ、そんな事にはなってなかったが。
見とれていなかった、と言うと嘘になる。何で俺見とれてるんだ・・・。姉だぞ・・・。
これで寝言なんて言ったらゲームと同じだな、なんて思っていた。
短め。はい。
きりが良いとこがここら辺なので。
フラグを成立させるのが私です。わかりやすい布石ですね・・・