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はなまるにっき  作者: 百目


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第4章 交差点 その9

第4章 交差点

その9


「チッ」


「まあまあ」


冬休み5日目の昼ごろ

現在、目の前で悪態を付いてるサラと宥めてるシン。

キョウに告白…告白?した日から冬休みに入り、

今日は私の家でキョウに家事の基本を教えてた最中でしたがそんな時にサラとシンがやって来ました。


「で、あなた達は何しに来たんですか?」


「何しにじゃないわよ」

「結婚だの条件だの聞いたんですけど」


サラは不機嫌そうに聞いて来ました


「今更その話ですか?」

「既に広がった話だと思いましたが、そのまんまの意味ですよ」


「そのまんまじゃないわよ!」

「何でそんなにも淡々と言える訳?!」

「普通付き合い出したら、もっとこう、関係性とか段階的に深めるものでしょう!」

「いきなり結婚だの条件って意味分かんないだけど」


「利害の一致、だからですね」

「私としては早く家庭を持ちたいのでこの話を持ち掛けただけですよ」

「そもそも、うちの家族は基本的に結婚などは早めに決めてる人は多いんですよ?」

「段階で言うならお互い信頼出来るか確かめてる所ですし」



この様に取り乱したサラの質問を返答しているとシンが割り込む形で質問をして来ました


「あのさ、ハナ」

「キョウはどうなのかな?」

「僕達は結局キョウがどうしてるか心配でやって来たんだ」

「サラはたまたま用事があって直ぐ帰宅してたから分からなかったけど、僕からしたらその後どうしてるか気になったんだ」

「条件って言うのも大変そうだし、どうなってるんだい?」



「その事なら俺から説明しよう」


そこには料理を持ったキョウが現れました


「「キョウ!」」

「あら終わりましたか」


「取り敢えずコレを試食して欲しいんだ」

「良いよな?ハナ」


「はいはい構いませんよ」

「ちょっと待ってて下さいね食器など用意しますから」


そして私達はキョウの炒め物を試食しました

まあ香りからして薄々は分かってましたが


「色々言いたい事はあるけど」

「ちょっとキョウ…これ味濃過ぎるわ」


「味付けを失敗した味だね」

「気持ちは分かるよコレ」


「調理中に味が薄いと感じて、アレンジしたパターンですね」

「寧ろ懐かしいとすら思います」


キョウは項垂れて

「だよな」

「自分でも驚く程間違ってて驚いた」


「んで、この料理が何なの?」

「よく分からないんだけど」


「僕はちょっと分かってきた」


「うそ?!何がどう分かるのよ?」


「シンには伝わったみたいだな」

「まあ簡単に言えばハナが出した条件って」

「自立する時必要な事なんだよ」


「当たり前です」

「側に居たい人が頼れないは困りますからね」


「実際、数日行動してみたけど」

「驚く程俺何も出来なかったんだ」

「続かないと言うか、気持ちに合わなくてさ」

「ハナはその辺も考慮して付き合って貰ってる感じなんだ」


「ん?キョウはイヤイヤやってるんじゃないの?」


「イヤイヤではないな」

「何故出来なかったかよく話よ」

「慣らす為に付き合って貰ってる感じだ」


「そう言えばキョウは料理するとか聞かなかったね」

「僕やサラは家で料理する事はあるけど」

「料理は確かに練習する価値はあるのかな」


「キョウはそれでどうしたいのよ」


「ん?そりゃこのまま頑張りたいと思ってるが?」


「あーはぁ、うん」

「帰る!」「もう知らない」


「あははは…じゃあ僕も帰るよ、またね」


この時のキョウは本当に真っ直ぐ答えてましたね

だからサラの反応も納得出来ましたし

シンがそのまま帰ったのも理解出来ましたが

キョウ自身はあまりにも気付いてないみたいでした


その後も些細な衝突など色々ありましたが

それこそ日常として過ぎて行く日々でした


強いて言えばキョウ何度も挫けそうな事がありましたが

その度に相談し対策し少しづつ慣らして行きましたね

冬の寒さはまるで試練の様に現れてた日々だったと思います

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