第四章 交差点 その7
第四章 交差点
その7
学校行事を通した青春は様々あります、
これらは決められた道を歩むものだと私は思うのです。
もし、これが自分の意識で1から歩むのなら、
それは険しい道になるのでしょうね。
期末試験も無事終わった頃、
後は冬休みを前に、
少し浮かれた空気の流れてた頃でした。
私は帰宅して、
用事を済ませてる途中で来客が来ました。
防犯カメラからは、
夏休み以来に来たサラの姿がありましたね。
何かと思い聞いてみたら、
個人的に話がしたいそうでした。
場所を変えて近場の神社でと、
一応スマホなど持って付いて行きましたね。
ここの神社の静けさは好きでした、
だからここで話そうとする
サラのセンスは良かったですね。
「急に呼び出してゴメンね、ハナ」
「構いませんよ」
「真面目な話なのでしょう?」
「うん、そう真面目な話」
「あんたに話さなきゃならない話」
「ーー話さなきゃならないのに」
「ごめん、言葉が詰まってるわ馬鹿みたい」
「大丈夫ですよ」
「1つ1つ順々に言えば、比較整理しやすいですが」
「まずは強い考えから言ってみたらどうですか?」
「言い残すよりはマシかと思いますよ」
そう私が言い終えると、
サラは何かを諦めた様に溜め息を吐いて、
私を睨みつけました。
「そうね、ハナの言う通りだわ」
「私あんたの事が嫌い」
「そうですか」
「その態度も嫌い」
「見た目も嫌い」
「キョウと側にいるのも嫌い」
「嫌な事ばっかりで最悪だわ」
「仕方ない事ですね」
「私も気に入らない事は
本当に受け入れ難いですし」
「最悪な時は考えが纏まらないものです」
「あんた本当に話は聞くのね」
「相談ですから」
「不愉快だけど敬意はするわ」
「その態度」
「もう少し言わせて」
「ええ良いですよ」
「でもその前にそこの自販機使わせて下さい」
「別に良いけど?」
そうして私は温かい飲み物を2つ購入して、
1つをサラに手渡しました。
「え、何」
「冷えますからね」
「さあ、話の続きをしましょう?」
それからは愚痴の数々でした。
私の事、キョウの事、シンの事。
アイの事は避けてたみたいですが、
それでも不満をあるだけ言い出してましたね。
その中で私が答えられるものは答え、
反発されたり睨まれたり。
その後サラはふと空を見上げ呟きました。
「私、何やってるんだろ」
「キョウはあんまり話聞かないのに」
「あんたは話聞けるとか本当に嫌ね」
「こう言う最悪な気持ちどうしたら良いのよ」
「色々ありますがサラさんは
音楽とか良いかも知れません」
「はぁ?」
「話し方のリズムが印象的でしたよ」
「歌詞でも音でも良いので
やってみると良いかもですね?」
「何よそれ」
「本当あんたの事は分かんないわ」
「…ありがとう付き合わせて」
「あと飲み物ごちそうさま」
「気は済みました?」
「一応ね」
「モヤモヤはしてるけどマシになったわ」
私も何か動くべきかも知れませんね
「何か言った?」
「いえ、ではそろそろお開きにしましょう」
「暗くなりましたし気を付けて帰りましょう?」
「そうね」
「じゃあまた」
この冷えた空気に残るのは、
霧散した意思と凍える風だけでした。




