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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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魔人と契約した代償は、世界から僕が消えることでした

作者:墓太郎


図書館の片隅だけが、僕の居場所だった。
あの日、一冊の古書『異端の書』を手に取るまでは――。
「君を英雄にしてやろう」
耳まで裂けた口で笑う謎の魔人「ロギュル」と交わした契約は、忘れられた物語の呪いが生んだ『悪魔』を討つ、人知れぬ戦いの始まりだった。
力を得るための「受肉」。その代償は、あまりにも残酷だった。
戦うたびに僕という存在は希薄になり、友人や家族の記憶からも、世界そのものからも、静かに消えていく。
誰も僕を認識できなくなる絶望の中、ただ一人、クラスの人気者である佐倉さんだけが、僕を見つめてくれていた。
「大丈夫。私が、朝倉くんを絶対に忘れないから」
彼女のその言葉を道標に、僕は決意する。
たとえ世界に見捨てられても、この理不尽な物語に抗い、僕たちだけの結末を掴み取ることを。
これは、消えゆく少年と、彼を忘れない少女が紡ぐ、現代のダークファンタジー。
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