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錬金術師?いえ、バーテンダーです  作者: 比呂彦
第四章
78/102

第78話 サプライズミート

誤字、脱字、御指摘、特に感想 等もらえると嬉しいです。

BARのグランドオープンはヴィクター達がドワーフ王国から帰って来てからと決めていた。


予定ではまだ五日ほどかかるため、ジョージには内緒でこっそりとネグロンの冒険者ギルドに例の〈アースドラゴン〉を納品しに行くことにした。


王都を出発して半日、いつもの様に全力疾走をしているのだが何だかアイラの様子がおかしい。


はぁはぁはぁ


「ねえ、ユーゴ。なんだかいつもより走りに余裕があるように見えるんだけど気のせい?私なんてかなり目一杯で走ってるんだけどっ」


はぁはぁ


「えっ、そうなんですか?何となくいつもよりアイラさんがゆっくりだな〜、位には思ってたんですけど」


「はぁ?それって確実にユーゴのステータス上がってるでしょ、ちょっと休憩がてら見てみようよ」


「わ、分かりました。ちょっと休憩しましょうか」


二人は岩場の影に適当な場所を見つけると、早速トマスの書を開いた。まずはアイラからだ。


【アイラ・バーレイ】(19)女 LV5→6ーーーーーー

戦士 SP0→3

-体力

 体力4

 疲労回復4→5 (カンスト)

 異常回復2

-魔力

-筋力

 筋力4

-技術

 剣術4

 体術1 NEW

 探知3

-防御力

 防御1

 回避2

-知力

-素早さ

 素早さ4

 瞬発力2→3

-運

 直感2→3


「やったーっレベルが上がってる!でもなんでだろう、私の〈疲労回復〉だってカンストしてるのにー。練習した〈体術〉のスキルツリーが出たのは素直に嬉しいけど」


〈疲労回復〉が上がったのはポーションによるドーピングの効果であろうが、それ以外にも〈瞬発力〉と〈直感〉まで上がっていた。恐らくそれは〈成長加速〉MAXのユーゴと一緒にいる恩恵であろう。


「じゃあ次はユーゴのインチキなステータスね」


「インチキって、まあチートですけど」


はい、ドンっ!


【ユーゴ・エジリ】(16)男 LV5→7ーーーーーー

錬金術師 SP0→6

-体力

 体力4→5 (カンスト)

 疲労回復4→5 (カンスト)

-魔力

 魔力4→5 (カンスト)

 魔力操作4→5 (カンスト)

 土魔法3→4

 水魔法3→4

 火魔法0→1

 風魔法0→1

-筋力

 筋力3→4

-技術

 剣術3→4

 体術1 NEW

 錬金術5

 料理2→3

 探知0→1

-防御力

 防御1 NEW

 回避1→2

-知力

 読解力2

 創造力1→2

-素早さ

 素早さ4

 瞬発力2 NEW

-運

 悪運5

-特殊

 成長加速5


「あーっ!やっぱりユーゴの〈体力〉がカンストしてるー。レベルも一気に二つも上がっててずるーいっ」


「僕ばっかり、なんかスイマセン」


「ううん、冗談だよっ。もうユーゴの方が強いんだからこれからはずっと私を守ってよね!」


その言葉にユーゴは思わずキュンとしてしまうのだった。当然二人の宵越しのSPは全て割り振る事にしたのだが、この時よりユーゴの戦闘系のステータスは完全にアイラを超えたのであった。


【アイラ・バーレイ】

戦士 SP3→0

-体力

 体力4→5 (カンスト)

-技術

 剣術4→5 (カンスト)

-素早さ

 素早さ4→5(カンスト)


「〈体力〉か〈筋力〉か迷ったけど、移動で足手まといになるのは嫌だから〈体力〉にしたよ」


【ユーゴ・エジリ】

錬金術師 SP6→0

-筋力

 筋力4→5 (カンスト)

-技術

 剣術4→5

-素早さ

 素早さ4→5 (カンスト)

 瞬発力2→3→4→5 (カンスト)


「あれっ〈剣術〉だけがカンストしてない?これってもしかして……」


「まあジョージさんの息子だからねー、悔しいけど才能かなあ。私は自分の息子に期待するよ、落ち着いたらいっぱい子供作りたいなぁ」


「えーっ、は、はい〜っ!」


二人は十分ほどでステータスチェックを終えると、再びネグロンの町に向けて走り出したのであった。何故か暫くの間前傾姿勢になったユーゴのスピードが、先ほどより落ちていたのは言うまでもない。


ネグロンの町に着いた二人は、早速冒険者ギルドへと顔を出す。


「やっほー、ケイト久しぶりーっ」


「えーっ!アイラ帰って来てたの?」


「お久しぶりです、ちょっと近くに寄ったので素材の買取りをお願いしようかなーって事になりまして」


「あら、ユーゴも逞しくなっちゃって。良いわよ今日は何を持って来たの?」


「もう魔石は売っちゃったんですけど、素材だけまだ解体せずに持ってるんですよ」


「じゃあアブさんの出番ね、裏に回って」


ーーーーーーーーーーーーーー


「お、お前これ。お前ら二人で倒した訳じゃ無いよな……!?」


アブドールをはじめブッチャー達は、喜ぶのを通り越して固まっていた。


「まあ、少しだけ手こずりましたけど」


「うん、ちょっと硬かったからねー」


「アースドラゴンなんぞこのギルドに持ち込んだのはジョージ以来二人目だぞっ!」


「あ、なんか一応Aランクっぽいですもんね」


「一応ってドラゴン相手にお前らなあ……」


「アンタ達の冒険者カードがBランクでも、今更びっくりしないけど、コレはねえ……」


かくしてアブドールへのサプライズ大作戦は無事?成功し、ユーゴらは金貨190枚、約1,900万円相当を荒稼ぎしたのであった。


参考価格ーーーーーーーーー


竜の牙×4本   金貨20枚

竜の爪×2セット 金貨10枚

竜の血     金貨20枚

竜の眼玉×2個  金貨10枚

竜の骨     金貨20枚

竜の鱗     金貨50枚

肉       金貨60枚


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