51:異世界で見える俺と
パチパチ
パチパチ…
何か聞こえる?
何が聞こえる?
あったかい……
え? ……あったかい?
「ん……」
翌晩、色黒ギルの予想通りにユウタは目覚めた。
「ユウタ……おはよ…」
視界に映るのは見知らぬ壁でも空でもない。
「…あぁ…おはよう…クロ」
クロの嬉しそうな笑顔だった。
どうやらユウタはクロに膝枕をされていたようだ。
「体調平気? 痛いとこない? 苦しくない? 眩暈とか頭痛とかもない?」
質問攻めは本当に心配しているからなのだろう。大きくなっても心配性なクロの性格にユウタはつい笑ってしまう。
「大丈夫。眩暈もないし倦怠感もない。痛くも苦しくもないよ。昔の夢…見てたんだ」
「夢?」
「そう。俺は昔から……何でもない」
昔から自分は愛されていた。
それなのにそれを否定して…自分を否定した。
だから記憶が罪の意識に併せて改ざんされたのだろう。
「…ユウタ?」
ユウタはそんな大切をずっとずっとしまい込んで、自分には不要なものだと蓋をした。大切な思い出。でも間違いも沢山して悲しい思い出。だけど、今ならきっと今なら大丈夫……と、糧にしてくれる…と『記憶の部屋』が、記憶を解放してくれたのだろうか。
それともただの『夢』なのだろうか……。
答えはわからない。
「俺もまだまだだな……」
そうして起き上がると、ここはギルのいる瘴気の沼ではなく、どこかの部屋のようだった。
「ここは……」
「ギルが教えてくれた今は使われてない小屋だよ。あそこは瘴気が沢山あるからね、ユウタにはあまりいて欲しくなくて…クロが頼んで空気のいい場所教えてもらったの…この辺りは危険な魔物もいないから安心して大丈夫だよ」
「そっかぁ…ありがとな」
お礼を告げてユウタは改めて部屋を観察する。
シンプルなものだ。ベッドも机もない。
部屋の隅に恐らく布団と思われるものがあり、部屋の真ん中には囲炉裏があった。ぱちぱちの音の原因はこいつだ。
今は信じられないくらいに頭痛もないし、眩暈も吐き気も倦怠感も何もない。ギルのお陰で一折の治療は終わったと思う。
でも治らないものだってある……寿命だ。ユウタは灰色の部屋で寿命を使って限界を超えた治癒魔法を受け続けていた。多分、ギルの治療で体内組織は正常に戻ったのだろうが、こればっかりは覆せないだろう。
「ここで暮らそう」
だからそんな言葉は当たり前に出てきた。
多分自分の寿命は長くない。1年持つのかもわからない。
元々ユウタは日本でも独り立ちしたら田舎で一人暮らしをしようとしていた。
だから世界が変わったとしてもそれは自分の願いでもある、と思う。今は死にたいなんて思わないのに、体は死にかけている。自業自得なのかもしれないが…それでも限られたこの小さな時間を大切にしたい。
「暮らすの…? ここで」
クロは乗り気ではないようだ。無理もない。本当にここには何もない。
「そう、ここで。お前と一緒なら残りの時間を穏やかに生きることが出来ると思うんだ。お前は嫌か?」
ユウタの希望は誰もいないこの場所でクロと2人で暮らすこと。
でも、無理強いをするつもりはない。
多分ここはまだ森の中。
危険な魔物はいないということだが、まったくいないわけでもないだろうし、安全の保障なんてどこにもない。そもそも無理強いする権利は自分にはない。
クロは首を横に振る。
「嫌じゃない。クロは嬉しい。でも、いいの? 2人を助けたいって…ユウタ…」
あぁそうか、と思う。
結局契約を破棄したのも、置いていくと言ったのも、ユウタが自分で自分を捨てていたからだ。だからアシリッドは確立しろと言った、生きろと言った。
みんなみんなユウタのことを思ってだ。
「そうだな。助けになれるならそうしたいけど、俺にはもう時間がねぇよ。さっき話しただろ、俺もう殆ど寿命がないんだ。体調不良は全然ないけど、多分そう長くない……」
こればかりは変えられない。だから……。
「それなら、大丈夫だよ、ユウタ」
だがクロは笑顔で返した。
「大丈夫って…何が?」
「寿命。ギルがね、そのことも言ってたの。ユウタの臓器は酷使されてたからほぼ壊死してたって…そのことが耐久値を超えたからってことだから、寿命ってことなんだって」
「え、あ、うん」
クロは突然説明を始める。
ユウタにはまだ理解できない。
「だからね、壊死した部分を補って創り直してくっつけて強化したから、ユウタは大丈夫なの」
うん、何が?
とユウタはツッコミたい衝動を抑える。
「これ食べて」
「……へ?」
変な声が出た。話の顛末がよくわからない。
「いいから…ね」
微笑まれると無下には出来ない。
渡されたのは木の器に入った何かのスープ。
ユウタはとりあえず木の器を受け取る。
……違和感。
…器があったかい??
「どう? 感じる?」
「え?」
「食べてみて?」
感じる違和感。鼻腔を通る匂い。
ユウタは添えられたスプーンでその液体を掬い、口に入れる。
「……」
違和感の原因を理解する。
自然と涙が出てくる。
こんなに普通のことがこんなにも大切だったのか……。
「美味しい……あったかい……」
「本当? 良かった!! …あのね、この近くに川があるの。微精霊たちが簡単な調理法教えてくれたからユウタでも食べやすいようにスープにしてみたの」
「そっか…そうなんだ……ありがとなクロ」
先ほどの寿命云々をすっかり忘れ、ユウタは食事の感動を味わう。シンプルだがとても美味しいそのスープはあっという間にユウタの胃の中に納まり器は空になった。
「……ごちそうさま」
「ユウタが喜んでくれて…良かった」
近くの音は中央の囲炉裏から聞こえるぱちぱちのみ。
「ありがとう、クロ」
「こんなの当たり前だよ。クロはユウタと一緒にユウタの喜ぶことするのが好き…」
そうして頬を染める。
「ねぇ、ユウタ。左の小指動かしてみて」
「え…まさかこっちも…?」
偽物の舌でも味を感じた。だったら……
「…動く。俺の意志で小指が……」
動いた。飾り物ではなくなった。自分のものになった。これも…ギルが??
「髪もね元通り。だからユウタは今、クロとお揃いなの」
自分の髪を少しだけ掴み、クロはにこりと微笑む。
「ギルはね、ユウタの全部を治してくれたの……全部だよ。だからね、寿命とか気にしないで。ちょっと張り切っちゃったみたいで若干伸びたかも…とか言ってたけど…気にしないで大丈夫だよ」
「元に戻った? え、でも…ちょ…伸びたって…?」
寿命が戻った。
その感動が霞んでしまうような追加の言葉。伸びるとは?
「う~ん。クロもね、聞いたんだけど、よくわかんなくて……取り敢えずシメといたよ」
「ちょ、クロさん!!?」
「大丈夫…ギルは一応……ユウタの命の恩人…恩魔物だから軽く……ね」
ね……ってクロさん???
「でもでも、ユウタが目覚めてすぐ大変になんないように、筋肉組織も強化した、とか言ってたから多分、普通に歩けると思うって。だからね、ユウタ。外行こう?」
ちょっと…いや、かなりギルの安否が気になるが今はクロの無邪気な笑顔に逆らえない。彼女もまたユウタの大切だ。
それに、自由に動けることへの喜びが勝ったともいえる。
だから差し出された手のひらを取った。
◇
外は夜。
暗い…が2つの月明かりのお陰で陰鬱さは全くなかった。
ユウタはとりあえず歩いてみる。
違和感はない、苦しくもない。
そのまま走ってみた。
一応は森なので足場は宜しくないが心地よい呼吸の速さを感じる。
気づけば川の流れている場所に来た。
きっとクロが魚を取ってくれた川だろう。一定のリズムを刻むせせらぎがとても心地よい。
ここは魔物が住む危険な森。
でも今のユウタにはそんなことどうでも良かった。歩いて、走って、自然の音を堪能して……。
「冷た…ッ」
その手のひらに水の冷たさを感じる。
やっと…やっと…取り戻した。
その場で座り込み川の音に聞き入っていると隣にクロが来て座った。
「ね…ユウタはもう大丈夫…」
そうして頭を肩に乗せてくる。
最初は自分にしか見えない存在だった彼女は小さな精霊になり、そして今は大精霊と呼ばれる存在らしい。強くなったということらしいがユウタはどうでもよかった。
無価値だと思って自暴自棄になった自分をそのままでいいと、ユウタだからいいと言ってくれた。だから肩の荷が下りた気がして…沢山の好意に気付くことが出来た。
「ありがとうな……クロ」
だから感謝を。
大切な君に感謝を。
クロは少し驚いた顔をするが、そのまま少し頬を紅らめ小さく微笑む。
ここには誰もいない。2つの月明かりだけが2人を照らし、そして見守っている。
誰も…いない。だったら……。
「ちょ…え…クロ!!?」
クロは我慢できなくなった。だからユウタに抱き着いた。
「ユウタ! ユウタ!!」
クロはただ名を呼び、そして強く抱きしめてくる。
「クロ……本当に…ありがとう。もう本当感謝しかねぇよ…」
その言葉にクロがピクリと反応する。抱擁を解き、ユウタの両肩に手を乗せて真正面を見る。
「嫌だ」
「え?」
「感謝しかないのは…嫌。クロは欲張りだから、もっと欲しい。色んなユウタが欲しい。だから一緒。ずっと一緒にいるの……」
もうこれストーカー一歩手前かも?
な発言ではあるが、ユウタはそれが不気味な言葉には思えなかった。
だってここは異世界、しかもクロは大精霊という精霊種の最高位…らしいし、価値観はそれぞれ違って然りだ。
クロはユウタに好意を持っている。
その感情をユウタだって理解しているし、自分もそう悪くない感情になっている。
優しい月明かりに包まれて、優しいせせらぎが耳に心地よくて、これからのこと、今、未来…色々想像が膨らみ、そして自然にユウタも頬を赤らめた。
だからユウタは
『ちょっとそろそろ気づいて欲しいのだがなぁ…我、無視、キライ』
ユウタは……
『駄目ですよアシリッド様。一応こういうのいい雰囲気ってやつなんてすよね。こういう時は邪魔すると末代まで祟られるんですよ……だよね、ユウタ?』
ユウタは、
「アシリッド!! エミル!!!」
2人の登場に心から歓喜した。
「……チッ…」
だからクロのそんな殺意のこもった舌打ちは誰にもキコエナイ……。
◇
『さて、我の試練は無事に達成したようだな、小僧』
現在、ユウタは小屋に戻り《可視化の陣》を発動している。
クロは大精霊に昇華することにより2人の気配を感じることは出来るようになったらしいが、見ることはできない。それは駄目だということで現在それほど広くない小屋には2人と2霊が向かい合っている。
どうしてまだ出発していなのか? とは思わなかった。
ギルの言葉が本当ならアシリッドの性格からして置いていくことはない。だからここまでの道中でそれを確認し、そして現在に至る。
「あん時の俺から考えると、アシリッドの試練は中々ハードだよ」
『そうか?』
「あぁ。一人だったら駄目だった。体調不良でかなり自虐的になってた。いや…違うな、俺は昔から俺が嫌いだから自虐的になってたんだ…自分に何かの価値がなければ生きてる意味がないって思うんだよな……基本的に自分を殺して生きていたし」
『ほう…今もか?』
「いや、今は無い。本当…迷惑かけた…悪かったよ」
『ほぉ、やけに素直だな。それは演技か? 本心か?』
「本心だよ。悪かったって」
そうでなければだめだった。
それ程に新島悠太は弱い。
『それで、今はどうなのだ。今も貴様は貴様が嫌いなのか?』
「嫌いだよ。でも、好きになっていきたいと思ってる」
「クロはずっとユウタのこと好き…」
当たり前のように隣にいるクロは当たり前のようにユウタを見つめる。
ユウタはそっと微笑み返し、そのままアシリッドに視線を移す。
「俺はずっとみんなの好意や思いを勘違いしてたんだ。そのことにアシリッドが喝を入れてくれて、エミルに心配されて、クロが気づかせてくれた……ギルにも諭されたよ…」
「ユウタ……」
「だから俺一人だったら…きっと死んでいたと思う」
『それで? 今はどう思うのだ』
ユウタは迷わない。
「もっと肩の力抜いてさ、嫌われてもいいし、役に立たなくてもいいし、残念な奴でもいい。誰になんて言われようが俺は俺だから、無理しないで創らないで……」
そして悪戯な笑みを浮かべる。
「楽しく我が儘に生きて行こうと思うんだ」
少しだけ沈黙が訪れる。
『……ッフ』
その後漏れた含み笑いはただの起爆剤。
『ふはははは、ハハッハハ、なるほどなるほど、良いではないか!!!』
ユウタも釣られて笑い出す。
「フフ、ハハ…だろ? 自分でも自分が信じらんねぇよ。でもさ…ははッ…お前見て、クロやエミルに助けられてさ…あぁ、なんて無駄なことで悩んでたんだんだろうなぁって…ふふ…馬鹿なんだよ、俺」
一通り笑って少しだけ落ち着く。
大声出して笑うのって楽しい。みんながいるのが楽しい。1人じゃないのが嬉しい。
『だろうな、貴様は馬鹿だ、それは我が保証する』
「保証サンクス。でもさ、これからはいい意味で馬鹿になりたいんだよ、俺」
アシリッドは思う。
目の前の人間族は変わった。
出会ったときは本心を見せず、次に見た時はこの世界の理不尽の前に『自分』を失って、その後は自らの価値を否定するようになって……そして今だ。
『やはり手間のかかる小僧だな…貴様は。ようやく『笑った』』
「悪かったよ…対して長くもない人生、色々あり過ぎたんだよ。ってお前知ってんだろ」
『あぁ、知っている。だからこそ貴様はを笑わせてみたくなった』
「何だよそれ」
『でも、今のユウタ、本当生き生きしてる、楽しそうだよ。うん、やっぱりそうだよ、楽しいのが一番なんだよ、うん。…あれ、一番でいいんだよね? 他に何かありましたっけアシリッド様』
『いやそれ、我に振る??』
「ふふ、っはは…っやっぱエミルはこうでなくちゃな! うんうん、何か懐かしいわぁ~」
ユウタは初めてエミルに会った日のことを思い出す。
彼女は優しくて可愛くてそして……こんな感じのシリアスキラー。あれ? アシリッドも? と少しだけの疑問。
「……クロがユウタの一番だから、そこは魔王とか会った順番とか関係ないから」
突然クロの機嫌が悪くなる。
勢いのままユウタに抱き着き、そして笑みを浮かべる。
「ユウタに触れられるのはクロだけ…だから」
まさに勝者の笑み。
『まったく、とんだ大精霊に好かれたものだな…貴様は』
『クロちゃんって可愛いよねぇ。いつかほっぺぷにぷにしたい…って、あ、大精霊様って今まで出会ったことないけど、敬称に基準とかあるのかな? ユウタ的にはどう思う?』
だが、勝負を挑まれた2人は……自由だ。
「……チッ…」
クロ前途多難。
◇
翌朝、目覚めたユウタは窓から差し込む朝の光を感じる。
隣には当たり前にクロがいてまだ眠っているようだ。
妹…なんていないけど居たらきっと可愛がってあげられそうな気がする。気が付けば頭を軽く撫でていた。
同時にクロは少し笑みを浮かべた。何かいい夢でも見ているのだろうか。
精霊の概念はわからないけれど、こうやってみると人間族である自分と見た目は変わらない気はする。
「さてと…」
取り敢えずクロは起こさないようにしてユウタは起きた。
朝の光を堪能するために小屋を出て陽の光を感じる。背伸びをすると全身に血が巡って活動を開始し始めた気がする。一気に覚醒が進んで行く。
顔を洗ってさっぱりしたいな…と思い、ユウタは昨夜進んだ道を進む。そうしてせせらぎが聞こえて川が見えた。
「おはよう、アシリッド」
そこには後姿の魔王様がいた。
魔王様はその声に気付き振り返る。
『あぁ、目覚めたか。ほう…我を忘れていないようだな』
「からかうなよ…」
『ははは…毎度忘れられたらからいたくもなる』
「だよな…」
ユウタは苦笑いだ。
本当に、何度も助けてくれたのに何度も忘れた。みんなお人好しで大切な人だ。
「エミルは?」
『妹の様子を見に行った。ここはエトワールの結界外ではあるが、あの里からそう遠くない場所だからな。シャルノイラスの寝顔を見るのがエミルの日課なのだよ』
「ははっ、エミルらしいな」
『それで、貴様はこれからどうするつもりだ』
「それは決めてる」
そう、自分は多くの助けを得て『新島悠太』を取り戻した。だったら……。
「日本へ…自分の家へ行く」
『それが、貴様の今後の目標か』
「あぁ。でも一つじゃない。まずは、急にいなくなったからおじさんも西も心配してるかもしれないし、河野とか銀とかにも…ちゃんと挨拶したい。それから…」
『それから?』
「やっぱりアシリッドやエミルの助けになりたい。どんな風にとか何が出来るとか…まぁたかが知れたことしかできないだろうし、役立たずな時は大人しくするつもりだけど、気持ち的には助けたい」
『それから?』
アシリッドは悪戯な笑みを浮かべて、ユウタもそれに返す。
「クロも一緒に、みんなで世界旅行したい。アシリッドは旅好きなんだろ? だったら今までのおすすめスポットとか、まだ見ぬ未開の地とか探索したい」
『ほう…それから』
「シャルとか女王様とかガッシュさんにもなんかしたい。あとギルにも。何かはわかんねぇけど……。ってな感じで今のとこはこんくらいかな。でもあくまでも今のところ…な。もちろん今後増える可能性大。だって俺我が儘だし」
アシリッドは清々しいまでに言いたい放題の目の前の人間族を見て、嬉しくなる。これはこれは新たな願いを託すのに丁度いいのではないか……と。
『小僧』
だから近づく。
『日本とは…面白いところだな。多くを旅した我でも知らぬ光景だった』
「俺には当たり前の景色だけどな」
魔王様は音もなく近づいてくる。そして……。
『我と《契約》をしよう『新島悠太』』
ユウタは笑う。
「へぇ、どんな代価? 俺の願いは盛沢山、&これから追加予定なのは今言ったはずだけど?」
魔王様は笑う。
『奇遇だな我もだ』
これは、突然異世界に飛ばされたしまった新島悠太が、この世界の理不尽を超えて、生きることを望んだ物語。
今回はここで終わりだけれど、ここか先、物語は続いていく。
これは異世界で見える俺と見えないものが出会い、そして本当の意味で生きることを決めた小さな小さな物語。
おしまい。
ご拝読ありがとうございました!
手探りの長編? でしたが楽しんでいただけたら幸いです。
もしかしたらこっそり後日談が入るかもしれません。
その時はこそっと読んでいただけると嬉しいです♪
感想も大歓迎でっす。




