【異世界転生で神様と御対面】
新しい小説をアップしましたヽ(´▽`)/
多少、更新が遅くなる事があると思いますが一話一話文章長めです。
同時進行で異世界ブローカーと言う小説も書いていますが今回の作品は
全くの正反対!
笑い有りギャグ多めで行きたいと思います。
では、始まり、始まり~!
皆さん、お元気ですか?
自分は残念ながら死んじゃったよ。
でも気にしないでくれい!重苦しい空気は、
苦手だからテンション上げていこう!
では、まず自己紹介と死因を説明するね。
【砂頭 健吾】 (ざとう けんご)
これが俺の名前ですね。
歳は30歳、残念ながらアラサーに突入した。
仕事は、某食品会社で試作品を研究する部署に
配属され毎日新しい食品を吟味しデータを取る
仕事だね。
趣味は、食べる事!
特技は、大食い!
いやぁ~、とにかく食べる事が好きでね。
気が付いたら何か食べてたよ。
そんなに食べてたら太るでしょ~、なんて言われるけど
全然太らないんだよねー。
生前は確か、72kgだったかな。
身長は185cmだから平均体重だったと思う。
まぁ、太らない体質だったのかな?良く解らんけど、
食べる事が好きな俺からしたら最高だよね。
だから食べまくったよー!
美味しい料理、食材、珍味からゲテモノまで何でもね。
なんだろうね、仕事柄と言う訳じゃないんだけど
とにかく味が気になる質で口に入る物や食べられそうな
物は何でも食べてみたくなっちゃうんだ。
子供の頃なんて、ビー玉とか小銭を飲み込んじゃって
両親に迷惑を掛けてしまったのは良き思い出。
親は死ぬ程、焦ったと思うが…。
おっと、ちょっと自己紹介長くなりそうなんで
区切ろうか。
さて死因なんだが…これ、ちょっと恥ずかしいな。
まぁー、しゃーない!
死因は、世のお爺ちゃん、お婆ちゃんが命を賭け
食べる美味しい食べ物!
【餅】だ!!
もう解っただろう?俺の死因…そう!美味しいお餅が
喉に詰まり窒息!
まさか餅で死ぬとは思ってもみなかったね!
しかし、何故に餅?と疑問を持つ者質も居るだろう。
別に、これが正月なら致し方ないと思うが俺がご臨終した日は
冬に入る前の秋口だ。
その日は、公園でカセットコンロでお汁粉を温めながら
七輪で焼き餅を作っていたのよ。
傍から見たら怪しい人かと思われるが、地元はド田舎でね。
全然、そんな事気にする人も居なかったんだ。
皆も機会があったらやってみるといい。
本当に美味しいから!
んで、焼きあがるまで、稲子の佃煮をポリポリ食べなから
待っててさー。
出来上がったと同時にヤケ食いしちゃって喉に
詰まってサヨウナラ…って感じだね。
えっ?何故ヤケ食いだって?
ハハハ、そりゃーまぁ………。
彼女に振られちゃったからです!
スゲェ悲しかった!俺みたいなアニメで言ったら、
ザ・モブキャラ人間に初めて出来た彼女だったんですよ!
そりゃあー、振られたら泣くよ!
30歳よ!俺!
外見だって決して良くも無い平凡で食べる事しか
特徴が無い俺が振られたらお先真っ暗ざんしょ?
だから、ヤケ食い!そんでご臨終!
葬式の時に、家族や友人が泣いていたのを見て
ちょっと悲しくなったけど、親父が静かな会場で
「死因が…餅て」ってボソッと言ったら周りが
吹き出しちゃってねぇ。
もう皆ゲラゲラ泣きながら笑っているのを見て
重苦しい雰囲気が無くなって良かったよ。
でだ!今の俺は死んでそのまま黄泉の国へ行く
予定だったんだけど、何故か神様とご対面。
「儂は、異界の神じゃ。お主の食に対する熱意が
素晴らしかったのでの。こっちに引っ張って
しもた」
「いやぁ~、神様に褒めて頂くなんて光栄です」
「うむ。…しかし、お主の国は変わった物を食するのだな。
虫の類を食したり、あの白くてモチモチした……
なんじゃったかな?お主の死因にもなった…」
「餅ですか?美味しいんですよ」
「そ、そうなのか?しかし、あのような危険な物まで
食するとは本当に驚いたぞい」
「我々、日本人は食に対する情熱は半端じゃないですから。
毒があっても何とかして食べるぐらいですからね」
「恐ろしい民族じゃな…まぁ、それ程ならコチラに
来ても大丈夫じゃろ」
「コチラ?」
「うむ!実はの…」
神様の話が始まったが長いので割愛。
簡単に説明すると、異界の神様が管理している世界は、
とにかく食や技術が進んでおらず面白味が全く無いとの事。
なので、俺を転移させて暇潰しがてら食や技術を
発展させて欲しいと言う。
本当なら、他の人間も転移させたかったらしいが、
日本の八百万の神々にフルボッコにされて何とか
俺だけ確保出来たと涙ながらに語ってくれた。
因みに余談だが、異界の神様は日本人を色んな
異界に転移や転生をさせて技術の発展を目指しているが
日本の神様達が恐ろしく強力の上、数が多すぎて
手も足も出ないらしい。
なので今回は何度も頭を下げて俺だけ許して貰った
らしいが日本の神様達曰く……
「我が民が飢える事は許さんぞ!その様な事があったら
解っておるな?」
と数万の神様達に恫喝の様な事を言われていると言っていた。
「おっかないですからね。日本の神様達は。
会った事は無いですけど」
「全く肝を冷やしたわい。これでも儂は最上位の神で儂等の
世界では知らぬ者など居ないんじゃぞ?
それなのに、殴るわ、蹴るわ、刺すわ、潰すわ、祟るわ、
散々じゃった…」
「お疲れ様で御座います」
「うむ。なので、お主が儂の管理する世界で死んでしもうては
困る!非常に困るのじゃ!だからの、色んなスキルや能力を
儂の権限で出血大サービスするからの」
「へへぇ~!有難うごぜぇます」
「うむ。何か質問は有るかの?」
「俺が転移する世界とは、どんな世界なんですかね?
後、転移したら好きな様に生きて良いんで?」
「好きな様に生きて構わんぞい。こちらから干渉する事も
滅多に無いからの。
それから儂が管理する世界はの、剣と魔法のファンタジーじゃ!
獣人や亜人、魔物に魔族と様々な種族も居るぞい。
お主が今まで食した事の無い食べ物も沢山あるのでな。
楽しみにしておれ」
じゅるり……おっと、いかん。涎が。
今まで食べた事の無い食材かぁ。心躍るな。
「それでは楽しんでくれい」
近くにあった紐を神様がグイッと引くと俺の足元が
パカっと開いた。
「ちょ!?あららららららーー」
まるでコントの様に真っ逆さまに落下する。
「うむ、行った様じゃな。さて、あやつにピッタリな
スキルでも授けてやるかの。
誰1人授かった者が居ない最強最悪のスキルをの。
ふぉふぉふぉ」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「どっせい!!」
ガバッと上半身を勢い良く起こすと辺り一面木々に
覆われた薄暗い森の中だった。
辺りをキョロキョロ見渡しながら顔や腕などを
触ってみる。
うん!何処も怪我とかしてないね。良かった!
こんな森で怪我からスタートとかだったら、速攻で
八百万の神様達に異界の神様ボコって下さいって
お祈りする所だったわ。
ふーーむ、服装は俺がご臨終した日の服装だな。
あの時は秋で肌寒かったから上着は黒のジャケット。
下は黒のチノパンだ。
黒尽くめなのは許して欲しい。
因みに黒のシャツに下着も黒のトランクスだ。
許してくれ…。
しかし、此処が異世界か…うーむ、確かに、見た事が
無い植物とかも生えているが実感が沸かんな。
まぁ、色々と散策して見るかね……っと!
その前に、何か神様が色々とスキルやら能力やらを
くれるって言ってたよな。
その確認をせねば!
…
……
………
どうやって確認するねん!!
いかん、テンパって変な関西弁になってしまった。
関西に住んでいる方々、許してくれ。
いやー、しかし、確認出来ないと不味いよね?
どうすんだろね。
不意にジャケットのポケットに手を突っ込むと一枚の
手紙が入っていた。
なんぞ、これ?と思いカサカサと開いて見ると
能力の確認の仕方が書いてある。
ほほう…成る程…ふむふむ…へぇ~。
ステータス確認って思ったり言葉を発したりすれば
良いだけなのか。簡単で良かった。
ほんじゃ、まぁ…。
「ステータス確認」
ブォンっと淡い青色で半透明な正方形が出て来た。
「ふぉ!!?」
いきなり出て来たステータス画面に奇声を上げて
しまったが幸いな事に此処には人っ子1人居ないので
ドンドン奇声を出して行こうと思う。
よ、よし…まずは確認をしよう。
【砂頭 健吾】 (男)【30歳】
◇【 種 族 】 人間
◇【 レベル 】 1
◇【 体 力 】 9
◇【 魔 力 】 0
◇【 攻撃力 】 6
◇【 強靭力 】 3
◇【 俊敏性 】 5
◇【 大食い 】 150
◇『 特殊スキル 』
◇【 悪食 】 説明書有
…
……
………これは、能力的に、どうなの?弱いの?強いの?
いや…強いって事は無いわな。だってレベル1だしー。
RPGとか昔やっていたからなー、弱い事は解る。
でも弱いと言っても、どの程度弱いのかね?
まさか、異世界の子供にワンパンで沈むとか無いよな?
それだったら非常にヤバイけど、流石に大丈夫だろう…と
信じたい。
しかし、こうやって自分のステータスがハッキリ解るってのは
便利な反面、自分の無力な感じも解るから凹む。
俺、強靭3しかねぇし…魔力なんて0やで!
そりゃあ元の世界では魔力とか当然無かったけど、せめて
異世界に飛ばすんなら少しぐらい下さいよ。
後、大食い150って何よ?確かに、よく食べるけども。
そんで…このスキル【悪食】ってのも解らん。
解らんなら説明を見て見ようでは無いか!
ポチッとな!
【悪食】スキルの隣にある説明有を触れて見ると、
画面が切り替わる。
【悪食】…特殊スキル
・この世界の創造神が作り出した特殊スキル。
・いかなる食材や食材で無い物も食べる事が出来る。
・食べた物によって相手の能力や魔力など様々な力を
手に入れる事が出来、食べれば食べる程強くなり
自身の能力も進化や向上していく。
※尚、大食い能力と連動しており一日に150品目しか
現在の所、食べる事が出来ない。しかし能力が
向上すれば食べる量も上昇する。
と書かれてあった。他にも色々と書かれているが今は
このぐらいで大丈夫だろう。
しかし、この【悪食】スキルだが中々良いんでない?
要は、食べたら食べただけ強くなるって事ざんしょ?
俺にとっては最高のスキルだな。
ただ、この大食いと連動して150品目って言う基準が
解らん!
皿に乗った料理でカウントするのかな?
……まぁ、良いか!
あんまり深く考えてもしょうがないし、その都度経験した
方が身に付くでしょ。
やっぱり文字だけ読むより行動しないとねー。
それでは、楽しみますかね。
俺は周りをキョロキョロと見渡し食べれそうな物を
探すのだが、そもそも見た事無い物ばかりで何から
食って良いか解らん。
それに当然、料理する道具も調味料もナッシング!
ポケットには煙草とライターがあるので火は起こせるが
味付けは無し。
まぁ、食材本来の味も好きな俺からしたら特に問題ないけどね。
召喚された場所から半径5メートルの距離をウロウロし
食材を探す。
そしたら面白い生き物を見付けた。
「なんぞ、これ?」
そこには、サッカーボール程度で石の様な形の物から
前後左右に一本ずつ蟹の足みたいな足が生えており、
ゆっくりと動いている。
まぁ…石に蟹の足がくっついているとでも思ってくれい。
近くに落ちていた棒で触ってみるが特に逃げたり
攻撃してきたりせずノロノロと歩いている。
「食えんのかな?…あぁ、【悪食】スキルがあれば
大丈夫なんだっけ。何でも食えるって書いてあったし」
そんじゃ、逃がさない様に捕獲っと。
ヒョイと落ち上げるが結構重い!形が石っぽいけど
まんま石を持っているみたいだ。
その分、身が詰まっていると信じたい。
うーん、生でも行けんのかな?蟹みたいな足だから
茹でたりした方が良いような感じだけど、別に生食に
抵抗がある訳じゃない。
元の世界でも結構、生で丸齧りとかしてたしね。
ただ、お腹を壊したり寄生虫の心配があるから良い子の
皆は真似しないでね!
俺は一ヶ月入院したからね!
まっ!此処は異世界で【悪食】スキルを信じて
食ってみますか!
「あーーーーん」
大きな口を開けて、石っぽい所から齧り付く。
ボリンッ!ゴリッ…ゴリッ。
おお!ちゃんと噛む事が出来た!一瞬だが歯がブッ壊れるんじゃ?
って思ったけど普通に噛み砕ける。
そのまま噛み砕き飲み込む。
「んーー?この味……」
もう一度齧りついて砕いた後に飲み込む。
うん!これ元の世界で食ったストーンチョコと同じ味がする。
ストーンチョコってーのは、まんま石の形を模したチョコね。
しかし、何故にチョコ味?いや、まぁ、美味いから良いけど。
ボリッ…ボリッ…ボリッ
「ご馳走様でした」
両手を合わせる。跡形も無く食べ終えたと同時に
頭の中で、ビロン!と音が響く。
そして、いきなりステータス画面が現れる。
「ヒョ!!?」
またもや奇声を上げるが周りに人っ子1人居ないので
すぐに平静を保ちつつ画面を覗いてみる。
【岩虫】 (食用可)
◇岩に擬態しながら小さな虫や草を食べる虫。
何処にでも生息するが岩山や森に多く生息する。
一般的な食べ方は、甲羅岩と言われている硬い部分を
砕いた後に少ない身を茹でたり焼いたりする。
尚、甲羅は食用不可。
【砂頭 健吾】 (男)【30歳】
◇【 種 族 】 人間
◇【 レベル 】 1
◇【 体 力 】 11
◇【 魔 力 】 5
◇【 攻撃力 】 6
◇【 強靭力 】 3
◇【 俊敏性 】 5
◇【 大食い 】 149
◇『 特殊スキル 』
◇【 悪 食 】 説明書有
◇『 スキル 』
◇【 硬 化 】(岩) 説明書有
おお!あれって昆虫の仲間だったのか。
名前が岩虫とか、そのまんまだったけど甲羅の部分って
食用不可かよ!?
食っちゃったよ!さすが【 悪 食 】スキルだね!
硬い甲羅もバリバリとね!……まぁ…俺しか食えないか。
それと、体力と魔力が少し上がってるし【 大食い 】が
少し減ってるね。一匹が一品になるのかな?
後、スキルも【 硬 化 】ってのが増えてるけど…。
…
……
………【 硬 化 】(岩)って何?
解んない時は、説明書をポチッとな!
【 硬 化 】
◇悪食スキルにより入手出来る能力で魔力を
消費する事によって身体全体や部分的に岩の様に
硬くする事が出来る。
外見を変化させずに硬化する事と外見を岩の鎧で
覆う事による硬化も出来る。
10分使用する事に魔力1消費する。
ほほーーう!中々良い能力じゃん!身を守るには
最適だね。
でもね…一つ問題があるんだよ。
魔力の使い方が解んねぇぇぇんだよ!!こちとら、魔法も魔力も
縁もゆかりも無い所から来たんだぞ!
元の世界では、別の意味で魔法使いになれるって
聞いてるけどな!俺は、お店の人達からニャンニャンして
貰っているからギリギリ魔法使いになってないんだぜ!
えっ?彼女とはだって?……聞かないでくれ。
でも、どーしたもんかな。えーと、確か後輩から借りた
ラノベ小説だと…循環とかイメージ?ってのが大事って
読んだ事あるな。ちょっと、頑張ってみましょか。
循環…循環っと……おぉ、何か身体が暖かくなって来た。
えーーと、これを腕に集中させて……。
パキッパキキ!
腕が岩の様に変質しトゲトゲの防具の様な形になった。
お、おおおおお!スゲー!出来た!30のオッサンでも
魔法使えたよ!あはは、何だろう、スゲーテンション上がって
来るな!
よし!どのぐらい硬いのか試しに屋久杉みたいな
デカイ木を殴ってみよう!
「せい!」
木を目一杯力を込めて殴る。
殴った瞬間、メシャっと音がし硬い木の皮が剥けて少し
凹んでいる。
「ははっ、全然痛くねーな。こいつは良いわ!
けど、俺個人の攻撃力が全然無いから薙ぎ倒すとかは
無理だなー」
俺は魔法を解除し今後の予定を考える。
まずは、衣・食・住は基本なんだが飲み水が絶対必要だと思う。
基本、何でも食える俺だけど綺麗な水は欲しい。
水が有れば食べ方のレパートリーが増えるし水分補給は大事!
まぁ、最悪、動植物から水分を頂く事も可能なので何とかなる。
後は、拠点を決めて簡易的な寝床も作ろう。こー言った
サバイバル技術は子供の頃に親父に、社会人になってからは
先輩に教わった。
俺の親父は地元でハンターをしていて良く野山に駆り出され
手伝いをさせられたものだ。なので皮剥ぎとかも出来る。
社会人になってからは、仕事柄、山に行ったり海に行ったり
して味や食材を吟味&調査しなくちゃ駄目だから
元陸上自衛隊の先輩にサバイバル技術を叩き込まれたな。
ははっ、まさか異世界で教わった技術が役に立つなんて
人生解らんもんだなー。
まっ、今の所こんな物で良いだろ!拠点決めと同時進行で
色々食べて強くなるように頑張ろう。勿論、魔法もね!
そう考えると結構忙しいもんだなー。まずは石でも食って
落ち着くかな。
ボリッ、ゴリリッ、ボリボリ。
フー!落ち着いた。よし、頑張って行こーーー!
◇
◇◇
◇◇◇
◇◇◇◇
もぐもぐ。
もぐもぐもぐ。
もぐボリッゴリッもぐ
もぐもぐもぐもぐもぐもぐ。
この地に降り立ち既に五時間以上立つ。何処に言っても
森…森…森…普通なら嫌になるんだが、今の段階では全然
嫌にならない。
そりゃそうだ!見た事の無い植物に昆虫、魔物っぽい動物?に
幻想的な雰囲気の森。
童心に戻った様でワクワクする!そして腹も減る!
だから歩きながら、ひたすら食べまくったぜい。
そのお陰でステータスも中々良くなって来た。
こんな感じだ。
ステータス確認と念じ画面を出す。
【砂頭 健吾】 (男)【30歳】
◇【 種 族 】 人間
◇【 レベル 】 21
◇【 体 力 】 356
◇【 魔 力 】 466
◇【 攻撃力 】 158
◇【 強靭力 】 580
◇【 俊敏性 】 247
◇【 大食い 】 84
◇『 特殊スキル 』
◇【 悪 食 】 説明書有
◇【 鑑 定 】 レベル5で取得 説明書有
◇【 アイテムボックス 】 レベル10で取得 説明書有
◇【 身体操作 】 レベル15で取得 説明書有
◇【 変 態 】 レベル20で取得 説明書有
◇『 スキル 』
◇【 硬 化 】(岩)(鋼) 説明書有
◇【 火耐性 】 説明書有
◇【 水耐性 】 説明書有
◇【 毒耐性 】 説明書有
◇【 擬 態 】 説明書有
◇【 痛覚無効 】 説明書有
◇【 異常再生 】 説明書有
◇【 暗 視 】 説明書有
◇【 光合成 】 説明書有
とまぁ…こんな感じなんだが……。
これ…人間卒業してない?自分で言うのも悲しいけど
殆ど化物だよね。
でも、見た目は人間だから騒がれる事もないよな。
うん!大丈夫!俺、大丈夫!!
しかし、結構…とゆーか、かなり良いスキルを
手に入れたと思う。
大体のスキルは何となく解るんだが、
【 光合成 】と【 身体操作 】ってのが
よく解らんし【 変 態 】スキルなんて
さっぱりだ。
最初見た時なんて俺の性癖がバレたのか!?と
思ったよ。因みに俺自身ノーマルだと信じている。
なので説明書を確認したら光合成スキルは、
お天道様に浴びている間は体力&魔力が徐々に回復。
身体操作は、自身の脳を操作しリミッターを外す事が
出来る。要は火事場の馬鹿力を好きな時に出せると
思ってくれて良いと思う。
そんで【 変 態 】スキルなんだが説明書を
読んだ限りだと体の一部の形態を部分的に変えることが
出来る能力だ。
試しに使って見たのだが…非常にグロイ。
とゆーか完全にホラーだ。
想像してみて欲しい。自身の体が今まで食った
虫や魔物達の体の一部に変化する様を……。
ハッキリ言って大人でも余裕で気絶するレベルだ。
さっきなんて、キリキリマイマイと言う触覚が
鎌状に変化している蝸牛とカメオンと言う1m程の
カメレオンの一部を変態スキルで変化させたら、
左腕が鎌になって右目が大きな目玉になりギョロギョロ
動くんだぜ。
某有名漫画の右腕が寄生された少年を襲う敵キャラみたいな
風貌になってしまったよ。
いや…良い能力には変わりないんだよ。
鎌でサクサク倒せるし、カメオンの目玉だと
視界がメッチャ広がるんだ。素晴らしいんだよ…
素晴らしいんだけど、如何せんビジュアルがヤバイのよ!
なので極力使用しないようにすると心に決めました。
まぁ、悪食スキルで色々手に入るしわざわざ自身の
身体をビフォーアフターする必要もないしね。
さてと、確認も一通り終わったしお腹も多少落ち着いたので、
暗くなる前に簡易的な拠点でも作るかなっと。