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Kill me baby.

作者: 血羽猫

この世界から楽に消える方法を探していた。

痛みを感じず、眠るように消えたかった。

こんな世界が大嫌いだったから。


「じゃあ首吊りはどうかな?」

それはやだな。

中身も思い出さえも全部出てきてしまうから。

私は思い出を持って消えたいの。


「なら飛び降りは?」

それも嫌。

ぐちゃぐちゃになって醜くなってしまうから。

私は綺麗なままで消えたいの。


「それなら銃殺は?」

嫌よ。

自分を撃つことが出来ないから。

ただ臆病なだけなの。


「本当に死にたいの?」

死にたいけれど死ねない。

死んだ後が怖くて死ねないの。


「大丈夫、僕も同じだよ。」

貴方はそう言って私を安心させたいんでしょう?

どうせ同じじゃないくせに。


何も知らないくせに。

どうせ死ねばいいって思ってるくせに。


「そんな事ないよ。」


嘘吐かないでよ。


もういい。

私なんかほっといて。


自分じゃ死ねないから私を殺してよ。



――Kill me baby.

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