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AnotherLife  作者: 絶英
3/9

1.1世界(2)

切った位置が悪くて短くなってしまった。

 基地の門のすぐそばに詰所があり俺はそこで更衣を済ませることにした。

 

 規定の迷彩の軍服を着込み、予備用の拳銃と予備弾倉を腰に携帯する。近接用のククリを鞘に収めそれも腰につけておく。

 規定の物(レーションや水など)が入った迷彩リュックを背負う。結構重量はあるが今回の古巣探索任務というのは数日に渡る遠征になるのでこの装備はしょうがないのだ。


 準備を済ませた俺は気怠そうに集合場所である訓練場に向かった。


 詰所から訓練場は5分程度と結構近い。急な襲撃に素早く対応できるようにしてあるのだ。


 5分程歩くと訓練場が見えてくる。そこにはすでに10人ぐらいの兵士が集まっていた。みんな集まるのが早いなと思ったが俺が遅れていただけだったことを思い出す。


「遅いよー!」


 さっき俺と門で出会った優子がふくれっ面をしていた。


「今回は私と翔君が指揮するんだからしっかり気引き締めて!」


「悪いな。今度からは気を付けるよ」 


 気を取り直し俺はその場に集まっていた兵士を見る。これは俺と優子の2個分隊で形成された遠征隊なのだと理解した。


「みんな、事前に説明した通りだから。古巣だけど油断しないで。巨大で、東京

に大被害を与えた【オーク】のいた巣だから」


 ん、【オーク】? 俺は心の中で密かに疑問を抱いた。当然こういう所だけは情報が思い出される。 【オーク】というのはLv4特殊型の【D】だ。攻撃型と防御型を兼ね備えていて日本では二体目のLv4だった。オーク討伐戦というのがあり100人のオーク討伐隊が討伐に向かい死者30人以上を出した最悪な戦いだった。


 【オーク】は討伐される寸前に命からがら逃亡し追撃に失敗。

 結果、【オーク】は倒し損ね兵を何十と失ったのだ。因みに【オーク】はいまだに討伐されていない。

 

 遠征隊の兵士は大きな声で返事をする。


次回投稿は11月9日日曜日21時

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