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『 遅刻の言い訳 』

作者: 熊葵

待ち合わせは午後八時だったはず。

……只今の時刻、十時三十二分也。


「二時間。極刑で決まりね」


「本当にごめん!家を出てすぐ、苦しそうに倒れてるお婆さんを見つけて病院に運んで、火事で燃えてるビルから赤ちゃんを助けて、銀行強盗とひったくりも捕まえたんだ。あ、後は脱線した電車と巨大な怪獣と侵略してきた宇宙人……」


身振り手振り必死な彼。


強盗、怪獣、宇宙人?

……本当、いい加減にしてほしいわよ。









「毎回毎回それで遅刻じゃない。全部ニュースでやってたから分かってるけど、電話の一本くらい、メールの一通くらい出来ない訳?」


ヒーローに休みがないのは知ってたけど、まさかこんなに忙しいだなんて。

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