真実--虚実--は虚実--真実--を隠す
青年はようやく、自らの意思で歩き出す。いやいや、そいつはちょいと違う。青年は現実--悪夢--に言われて歩き出す。悪夢--現実--はいつだって君の傍にある。少女はそんな、青年を愛し、信じ続ける。躍り踊り、青年は仮面を被る。そうさ。いつだって、夢は真実--虚実--を隠してきた。なら、彼は虚実--真実--を隠し続けよう。彼女の喜ぶ顔が見たいから……。
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「……………何度目だろうか」
暗い部屋での呟きは、誰も拾わず、風に流され、消えていく。仮面を被りし道化師は、ただただ己の役目を全うせんと、面白おかしく踊り出す。それを見ていたこの道化師は、仮面を外して空を仰ぐ。暗い暗い部屋の中。いったい何をしているのだろう。
「……やはり。俺ではダメなのだろうか」
道化師は、ただただ嘆く。喜ぶ顔が見たかったのに、もうこの場に彼女はいない。真実を偽り続けた結果だ。虚実は彼女を殺し、真実は彼女を苦しめ続ける。そう。いつだって。
「俺は……。いや。俺が、俺だけが彼女を救える」
見据えた先に、広がる闇は、心を凍らせ身体を蝕んでいた。だが、今は違う。立ち向かうべきは、己自身。眼前の闇は、きっかけを与えるだけ。心に広がる闇こそが……彼女を苦しめる。ならば行こう。俺は、彼女を救うため……現実--悪夢--に立ち向かおう。逃げるべきは悪夢--現実--から。だが、受け入れるのも必要だ。悪夢--現実--はいつだって傍にあるのだから。
---result,new wards----
--道化師--
躍り踊り続ける者達。一人が一人で一人は一人。
彼女の笑顔を見たいがために、全てを捨てた。
そして、今。立ち向かおうと、闇へと踏み出した。
--彼女--
道化師達の&#*-。一人で一人は一人が一人。
道化師達のために、いつでもその存在を捧げてきた。
--闇--
一般的に、悪いイメージを持たれる存在。
道化師達を包み、その存在を護ってきた。
--心の闇--
道化師達が恐れを抱く、唯一の存在。
彼女を奪い、彼女を殺し、己を喰らう、道化師達には最悪の存在。
--現実(悪夢)--
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--悪夢(現実)--
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