第2章 (3) ダンジョンですか?ご愁傷さまです。
ダンジョンの中に入ると、ヘルプアイコンがあった。当然のようにゲームの説明書は見ない派の人間なのでスルーした。
意外とダンジョンの中は広く人口的に作られていた。
「いやぁぁーなんもないねぇー」
高也の言ったとうり、あるのはコンクリートの柱だけであった。的の姿はなく、ただただ広いだけであった。
しばらく歩いていると気界なBGMとともに的が現れた。えっなぜ急に?
横にはHPゲージが浮いていた。んまあターン制では無いのでサクサクっと倒す事にした。
「皆頑張ろう!」
俺←戦闘係
「頑張れぇぇぇい」
高也←応援係
「んま、頑張れよ」
良次←応援係
「がんばってね、流」
奏ちゃん←応援係
「流クンっ頑張ってください」
ひかりちゃん←応援係
はい、僕1人のせんとうです☆
相手はただのスライムだが、気持ち悪くて触りたくはない。スライムが飛んできた。俺に2のダメージ。その後も超フルボッコにあった。残り体力1。
「やっぱりお前はバカだな」
良次、それはひどいと思うぞ?
「(流以外の)皆、協力してくれっ」
そしてスライム抹殺です。
「やっぱりお前は使えねぇんだよ」
それは本当にひどいと思うぞ?
「罰げえええええむタァーイム」
「うわっやめろっぎゃあああああ」
女装させられた。
しかもだ、女装後男子2人が嘔吐、女子2名が放心状態。お前らがやらせたんだろおおおおおおおおおお。なんか人間不信になってきた。
そんなことはともかく、なんか良次たちだけ変なEXPをもらって更には金を貰っていた。とりあえずは俺がつかえないという理由でダンジョンから出ることにした。
「いやー…小ざっぱりしてるね」
「してるな」
「こざっぱりというよりわあああ…」
「す…すっきり?」
「流クン…えーっと…」
焼け野原です。
僕らがダンジョンに入ってる間に一体何事?