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ある薬師の一生  作者: 杉勝啓


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初めての口づけ

翌日、ジョアンが医療宣教師であるルイスをつれてやってきました。

万吉はお袖をルイスに診てもらいました。

「キレイナクウキノトコロデ、エイヨウヲトッテヨウジョウシテクダサイ」

「そ、そんな、それだけなのですか?」

それは万吉が持っている知識でしかありませんでした。なおも追いすがろうとする万吉にお袖はそれを止めて首を振りました。

「万吉さん、あたし…頑張るよ。養生すれば治るって万吉さん、言てったでしよう。だから、あたし、頑張って治すよ」

「うん…うん…そうだよ」


一礼して、ジョアンとルイスは出てゆきました。

万吉はお袖のためなら何でもしてやりたいと思いました。


「何か欲しいものはないかい?やりたいことはないかい?」

「あ…雪だ。雪が降っている。ねぇ、近くで見たい。連れて行って」

「じゃあ、暖かくしていこう」


外に出ると、雪が降り積もっていました。

「どうして、家の中にいたのに雪が降っているってわかったんだい」

「うん。雪の音がしたから」


バシャッ

「お袖、何を」

お袖が雪玉を作って投げつけたのです。ソレハ万吉の顔に当たりました。

「あはは…はは…」

「こら、お袖」

逃げようとしたお袖をつかまえて、そして。そのまま二人は自然に口を合わせていました。

二人にとって、初めての口づけでした。


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