表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【悲報】勇者に転生したワイ魔王の娘に好かれる  作者: shiyushiyu
小人の帝国

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

84/164

第十九章その3

――神界。


「ゼウス様。なぜスクリュードライバーを人間のところへ向かわせたのですか?」


ジントニックが跪きながら訊ねる。


「私が彼を向かわせたことが不満ですか?今モスコミュールとジンバックとソルティドッグによる大掛かりな呪いが発動しようとしています。無論、この呪いが発動したら人族は滅びるでしょう。しかし私は人族を滅ぼしたくはないんですよ。分かりますか?」


微笑みながらゼウスが訊き返す。


「人族が、私達にとって都合よく動いてくれるコマだからですか?」


「えぇ。その通りです。私達の中には人族も魔族も全て滅ぼしてしまいたいという考えの持ち主もいます。もちろんその考えも1つの意見です。ですが、コマが使えるならばわざわざ殺すこともないでしょう。」


「そのためにスクリュードライバーが向かったというわけですか?」


ジントニックの問に、ゼウスはにこりと笑って答えた。


『…人族が私達に危害を加えず、今まで通り私達の言うことを聞くなら、今回のことを見過ごすおつもりなのね…』


ジントニックの考えを見抜いたように、最高神ゼウスは、その通りです。と言った。


ジントニックの背中に冷や汗が垂れ落ちる。


「人族は、私達を裏切って自分たちだけの世界を作ろうとしています。それでもお許しになるのでしょうか?」


心の中を見透かされたジントニックが、一番聞きたかったことを聞いた。


「そうですね。私にとって脅威なのは人族ではなく魔族です。人族は私たちの前に何にも出来なくなります。」


ジントニックはそこでハッとした。


「そのための呪いというわけですか?」


にこりと微笑まれた。


「歯向かえず、飼い殺しにされる表情はどんなものなのか、楽しみですね。」


言い方は穏やかだが、その微笑みは邪悪そのものだった。


ジントニックは冷や汗が止まらなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ