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第十七章その6
<ラベンダー山脈>を超えると、開けた土地に出た。
少し歩くと巨大なドームが見えてきた。
<ドワーフの洞窟>だ。
洞窟と表現するにはあまりにも巨大すぎだろ。
「ここから先は、<異種族の世界>と呼ばれているのだ。」
ダリアがそう説明してくれた。
南に川、東に海、西に山脈、北に森(<エルフの森>)。
これらに囲まれた地域をさすってカルドンが言ってたな。
確か<エルフの森>で、ダリアと一緒なら通れるとか言われたっけ?
「確か、<ドワーフの洞窟>から<小人の帝国>を通って<猫の里>に赴いて、<遠吠え岬>へ向かって<廃屋の街>を通って洞窟に帰るルートがいいってカルドンが言ってたよな。」
ワイがそう言うとダリアが隣で頷いた。
ここは人族がいないので、ティムも街中に入れるかもしれない。
まずは<ドワーフの洞窟>で味方になってくれるかの交渉だ。
ワイとダリアとティムは洞窟へと入って行った。




