第十二章その1
りんご市の戦力は想像以上あった。
鎧に身を纏った騎士や剣士や戦士などが数十名。
ローブを着た魔導士や回復士などが十数名。
その他大勢の戦力が集結した。
ここに各地から冒険者達が集まっていた。
「我々人族は、今日正式に魔族に対して宣戦布告を行う!ここりんご市を拠点として魔族をどんどん討伐する。まず目指すのはラベンダー山に救う<ブルードラゴン>!そしてミント洞窟の踏破だ!冒険者諸君よ。これはギルドからの正式な依頼でもあるから心してかかってくれ。」
ギルド長が演説している。
なるほどね。周囲の危険を取り除きつつ、他の街へのルートを確保するわけだ。
《依頼内容》
ラベンダー山でブルードラゴンを討伐する
ミント洞窟の踏破
「君たちも冒険者かい?」
ひげもじゃのおじさんが気さくに声をかけてくれた。
何でもラベンダー湿原を抜けてきたらしい。
ワイらが<ミニブルードラゴン>にやられたことなどを話すと、ひどく心配してくれた。
「じゃあ仲間の1人が魔族に?」
おじさんの相棒だと言うおばさんが、気の毒そうな声を出す。
「ワシはオミナエシ。道中よろしく頼む。」
手を差し出してきた。ワイも握手する。
「アチはアザミ。召喚士だから役に立つと思うわ。」
再び握手する。
召喚士か。そう言えばワイもエルフを呼び出せるんだっけ?今となってはどうでもいいけど。
こうして討伐隊は、ラベンダー山へ向かって出発した。




