第八章その4
神の軍勢の幹部達は忙しそうに行ったり来たりしていた。
「カリモーチョ。君、魔王ブッドレアのところに行ったんだろう?」
キティがカリモーチョに言う。
「相変わらずの強さだったよ。忌々しい。我々神の軍勢に勝つ気でいたよ。」
「なんと傲慢な!」
2人の背後から声をかけたのは、食欲のジンバックだ。
「傲慢と言えば、最近シャンディガフを見ないけどどうしたんだろ?」
ジンバックがそう言いながら小首をかしげる。
「ジントニックと共に勇者にちょっかい出しに行ったよ。ここまで連れてくる役目を与えられたそうだ。」
やれやれとキティが首を振る。
「そしてボクたちは、魔族を減らすように人間を焚き付けることが役目と。」
ニヤリとカリモーチョが笑う。
「カリモーチョ。君また嫌なこと考えているだろう?」
「やだなぁ。ボクがそんな嫌なこと考えるわけないじゃんー。でも焚き付けるならボク得意だしー。」
へらへら笑いながらカリモーチョは去っていった。
残されたキティとジンバックは目を見合わせた。
あれは絶対に何かやらかすと。




