表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【悲報】勇者に転生したワイ魔王の娘に好かれる  作者: shiyushiyu
ジンフィズの実力

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

140/164

第三十章その5

「イヒヒ。勇者はウチのものにする!」


くまのぬいぐるみに乗りながらいきなりマティーニが宣言した。


「あ…そう…」


呆気に取られながらジンバックが返事をすると、キンキン声でマティーニが騒ぐ。


「<飲酒>はどこ?ウチと勇者の部屋を作って欲しいの!」


マティーニは、両目が飛び出そうな表情をしていた。


『こりゃ何言ってもダメだな…』


そう思ったジンバックは、素直にレッドアイを呼んできた。


「マティーニ、ちょっと急すぎるよ?ボクの力だって万能じゃないんだから。」


ぶつぶつ文句を言いつつも、洞窟の一部を変形させてマティーニ専用の部屋を作った。


「誰も入ってきちゃだめだから!ウチと勇者の愛の巣なのここは!」


「はいはい。ドア閉めとくから。気が済んだら出てきてね。」


めんどくさそうにレッドアイが言って、大きな岩で部屋の入り口をふさいだ。


「でかい声がしたけど、マティーニ帰って来たの?」


声を聞きつけてジントニックがやって来た。


「そう。勇者を連れて。んで相変わらず引きこもった。」


ジンバックがマティーニが引きこもった部屋を指さす。


「大丈夫なの?」


「さぁ。とりあえず暴走はしてなかったから平気だと思うよ。」


ジントニックの問に、ジンバックは肩をすくめた。


「マティーニが暴走してもボクは知らないからね。」


レッドアイは我関せずで、元の場所に戻ってしまう。


「やっぱり暴走する前に釘を刺した方がいいんじゃない?」


ジントニックが恐る恐る言う。


「それなら君が言ってよ。僕もレッドアイと同じ気持ちだよ。マティーニに目を付けられるのはめんどくさいし嫌だ。」


片手をひらひら振ってジンバックもレッドアイと同じ場所へ戻る。


――コンコン。


おずおずとノックをしてからジントニックが声をかける。


「マティーニ?あの…勇者のことなんだけど。」


「何なの?邪魔しないで!殺すわよ?」


相変わらずキンキン声で叫ばれる。


「そうじゃないの。あのね。」


続きを言おうとすると、肩に手を置かれた。


見るとシャンディガフが首を振っていた。


「やめておけ。本当にお前が殺されるぞ。」


諭されて、仕方なしにジントニックもみんなの場所に戻った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ